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街で障害のある人と出会ったら~共生社会のマナー

コラム

「車いす使用者のエレベーター利用を手助け」「視覚障害者をエスカレーターに案内」…どうすればいい?

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視覚障害者 エスカレーター使う機会が少ない人も

 次にエスカレーターについて。

 大きな荷物を持っている人、高齢者、内部障害等により疲れやすい人にとって、エスカレーターは本当に助かります。しかし、視覚に障害のある人の場合、視覚障害者誘導用ブロックはエスカレーターではなく、階段に向かうように敷設されていることが多く、使用する機会がなかなかないという人もいます。階段等への案内方法は、以前のコラム で触れましたが、長い階段の昇降が大変なのは誰でも同じです。エスカレーターが設置されている場合は、使用するかどうかを聞きましょう。

移動に複数の選択肢がある場合は、どれを使用するか本人に確認しましょう

移動に複数の選択肢がある場合は、どれを使用するか本人に確認しましょう

 エスカレーターへ案内するときは、エスカレーターのステップに真っすぐアプローチをして、視覚障害者の空いている手を、エスカレーターのベルトに誘導します。次に「乗ります」などと合図をして、ステップに乗ります。乗るとき、案内する人は視覚障害者の1段先のステップに位置します。その後は、視覚障害者の前方正面に位置するのがいいか、移動して後ろに位置するのがいいか、本人に確認しましょう。そして、降りる際は、元の1段先に戻り、「降ります」と声を掛けます。立ち止まるのは危険なので、流れに沿って歩きます。

 本来は、階段、エスカレーター、エレベーター等が同じスペースにあり、自由に選べるのが望ましいのですが、現状では難しいでしょう。利用する全ての人が、他にどのような人がその場にいるのかを意識し、移動に制限のある人への配慮ができるようになるといいですね。(冨樫正義 サービス介助士インストラクター)

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冨樫正義(とがし・まさよし)

 1973年、埼玉県生まれ。桜美林大学大学院卒(老年学研究科修士号)。日本サッカー協会 施設委員。法律事務所、不動産関係会社、人事コンサルタント、専門学校講師を経て、現在、サービス介助士、防災介助士、認知症介助士などを認定・運営する団体「公益財団法人日本ケアフィット共育機構」(0120‐0610‐64)のインストラクターとして、年間50社以上の企業対象研修を担当するほか、企業のバリアフリー・ユニバーサルデザインのコンサルティングも行う。

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