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支える言語聴覚士(3)ゲームで鍛える吸う力

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支える言語聴覚士(3)ゲームで鍛える吸う力

志和さん(左から2人目)の声援を受け、おもちゃの紙幣をストローで吸い上げる高齢者(5月31日、福島市で)

 1万円札や千円札が散らばったテーブルを囲み、高齢者たちが夢中になってストローで吸い上げる――。

 5月31日午後、福島市の農村地域にある川面集会所で、市内のあづま脳神経外科病院で働く言語聴覚士、志和智美さん(43)が講師を務める介護予防教室が開かれた。

 「いいですか。枚数ではなく、金額勝負ですよ」。志和さんがルールを説明すると、畳敷きの集会所内の熱気は一段と高まった。集まった高齢者26人は4チームに分かれ、15秒の制限時間内に吸い上げた紙幣の合計金額を競った。

 「ここのテーブルは1万円札が全然ないよ」「チームの人数がほかよりも少ないじゃないか」。吸い上げるのは、実は、おもちゃの紙幣。それでも、真剣なまなざしの高齢者から、そんな声が次々と上がるほど勝負は白熱した。

 ゲームは、志和さんが考えたものだ。吸い込む動作により、口の周りや呼吸に関わる筋肉が鍛えられる。仲間と一緒なので、自身の吸う力を客観的に知る機会になる。時間内に効率的に集める戦略を練ったり、紙幣の金額を計算したりするため、認知機能の維持向上にもつながるという。

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