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明るい性の診療室

コラム

挿入障害はメンタルな疾患

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からだに意識を向けてリラックス

 コツをつかみスイスイできるようになる人もいる一方、気持ちばかり焦って進まない人もいます。キーワードは「リラックス」ですが、「リラックスしなくちゃ」という思いがかえって緊張させる場合もあります。

 リラックスするのが難しい人には、「自律訓練法」を取り入れることもあります。ドイツの精神科医シュルツが考案した、緊張しやすい人が意図的に落ち着けるようにする訓練です。「手や足が重い、温かい」など副交感神経が優位のリラックス状態を思い浮かべ、意識を「からだ」に向けると、実際に温感などを得てリラックスした状態になれるのです。本番であがってしまうアスリートなど、幅広く応用されているようです。

 セラピーでは、治療者が許可するまで、挿入を試すことを禁止します。できそうな気がしても、途中では結局、挿入できないので、せっかくついた自信を再び失ってしまいます。その代わりといいますか、性交以外の性的な行為は積極的にするよう勧めます。

 今後は、具体的な事例を紹介しながら、「挿入したいのに入らない」カップルの状態や治療についてお伝えしたいと思います。



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明るい性の診療室
大川玲子先生

大川玲子(おおかわ・れいこ)
千葉きぼーるクリニック婦人科医師
 1972年、千葉大学医学部卒業。同大助手、国立病院機構千葉医療センター(旧国立千葉病院)産婦人科医長などを経て、2013年から現職。日本性科学会理事長、NPO法人千葉性暴力被害支援センターちさと理事長。

今井伸(いまい・しん)
 聖隷浜松病院リプロダクションセンター長、総合性治療科部長
 1997年、島根医科大学(現・島根大学)卒業。島根大学助手、聖隷浜松病院泌尿器科主任医長などを経て、2019年4月から現職。日本性科学会幹事、日本性機能学会評議員、日本泌尿器科学会指導医、島根大学臨床教授。

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