文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

教えて!ヨミドック

ニュース・解説

辛さの適量どこまで?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

体への影響 人それぞれ

辛さの適量どこまで?
id=20190617-027-OYTEI50003,rev=2,headline=false,link=true,float=left,lineFeed=true

  激辛ラーメン、食べちゃった。唐辛子が利いていて、舌がピリピリしたよ。

 ヨミドック 唐辛子などに含まれる「カプサイシン」は代表的な辛味成分です。人間の体には、カプサイシンに反応する受容体(情報を伝えるたんぱく質)があります。熱や痛みにもかかわる受容体です。舌などが焼け付くような痛みを感じるのはそのためです。

  おなか、大丈夫かな?

  適量のカプサイシンなら、胃酸の分泌を抑え、胃粘膜を保護する作用があるとされ、食欲増進につながります。また、アドレナリンが分泌され、脂肪の代謝を促したり、発汗を助けたりします。

  さっき食べたの、適量だったのかな?

  うーん、残念ながらわかりません。実は、人を対象にした科学的根拠のある研究データは多くないんです。食べられる辛さや体への影響は人それぞれ。それに、刺激が繰り返されると慣れていくことがわかっています。辛い物を好む食習慣がある国の人は、辛さに強いのでしょう。

  適量を超えると、どうなるの?

  辛い物を大量に摂取すると、粘膜が傷つきやすくなって胃腸が荒れたり、気管支が刺激されて息切れやせきが出たりします。肛門近くの直腸には、カプサイシンの受容体がたくさんあるので、おしりが痛くなることも。

 最近はお菓子や調味料など、カプサイシンが入ったものが身近にたくさんあります。知らない間に適量を超えてしまうかもしれませんね。経験から自分が食べられる量を考え、体調と相談しながら辛さを楽しんでください。

id=20190617-027-OYTEI50004,rev=2,headline=false,link=true,float=left,lineFeed=true

  辛い物を食べる時の注意は?

  胃が痛い時は控えましょう。子どもなど刺激を感じやすい人は、少量でも悪い症状が出ることがあります。持病がある人も気を付けて。

 “安全対策”として、牛乳を飲んだり、ヨーグルトを加えたりすると辛さが和らぐといわれています。乳製品の成分がカプサイシンを吸着してくれます。

 (鈴木希/取材協力=阿部清一郎・国立がん研究センター中央病院医員、高橋真珠子・認定栄養ケア・ステーション健康の種管理栄養士)

 ヨミドックは読売新聞の医療サイト・ヨミドクターのお医者さんキャラクターです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

教えて!ヨミドックの一覧を見る

最新記事