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石蔵文信の「男と女の楽しい更年期!」

コラム

「夫婦二人になると話題がなくなる」…夫の定年後に妻のストレスが増す理由

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 更年期は、子供たちが成長して家を出ていく時期と重なります。お子さんのいないご夫婦にとっても、仕事重視の生活から、少し余裕のある生活に変わる時期でもあります。前回は、「夫婦間のコミュニケーションが重要だ」とお話ししましたが、更年期を迎えた夫婦たちは、実際、何について話しているのでしょうか?

子が巣立つと話すことがなくなる

 お子さんがおられる家では、多くの会話が子育てに関することでしょう。小さい頃は、「どちらが保育園に送っていくのか?」「迎えは誰がするのか?」など毎日のことに加え、「参観日は誰が行くのか?」「誕生日のお祝いは何にしよう」といった会話がほとんどでしょう。たまには仕事や親せき付き合いの話題などもあると思いますが、おおむね子供に関することが多かったのではないでしょうか? そのため、子供が独立していくにつれ、話題は減ってしまいます。

 大学入学や就職を機に、子供の世話は一段落。かつてなら、その後も結婚の話で盛り上がり、孫が生まれ、家族の話題が尽きることはなかったでしょう。

 ところが最近は、結婚する年齢が上昇し、結婚しない人も増えていますので、家族の話題が増えることはあまり期待できません。そう考えれば、夫婦二人になると話すことがなくなるのは、当たり前のことかもしれません。

 お子さんのいない夫婦の場合は、そうした落差に直面することはないと思いますが、「どのような話題について、おしゃべりしているのか?」と考えると、私にはうまく想像できません。たぶん、趣味や 嗜好しこう が似ているのかもしれませんし、お互いに自由度が高いので、友だち付き合いなどが話題の中心となるのかもしれません。しかし、私が更年期の方たちを診療してきた経験から言えば、子供がいるいないにかかわらず、多くの場合、長年連れ添った夫婦に豊富な話題があるとは思えません。

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ishiukura-prof150

石蔵文信(いしくら・ふみのぶ)
 内科・循環器・性機能専門医。大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。大阪市内と都内で男性更年期外来を担当。主な著書に『夫源病』(大阪大学出版会)、『男のええ加減料理』(講談社)、『なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略』(幻冬舎新書)など。自転車による発電に取り組む「日本原始力発電所協会」代表を務め、男性向けの「ええかげん料理」の教室を各地で開くほか、孫育てに疲れた高齢者がネットで集う「孫育のグチ帳」を開設するなど多彩な活動をしている。ホームページは「男性更年期 夫源病 石蔵文信

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3件 のコメント

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相手の立場に立って考える。

男は仕事して家族を養う 女は家事して支える それがそれぞれの仕事なら、 夫は定年したら文字通りの無職なのに対して妻は死ぬまで仕事を強いられる。 ...

男は仕事して家族を養う
女は家事して支える
それがそれぞれの仕事なら、
夫は定年したら文字通りの無職なのに対して妻は死ぬまで仕事を強いられる。
感謝すらせず、やって当たり前という態度丸出しの無職を世話するのにウンザリするのも当然です。
酷いだのお前が働けだの言う人は想像力も共感力もかけてるのでおそらく同じような立場になることでしょう。

大事なのはお互いに「感謝する心と言葉」です。
それが一方通行にしかならないなら離婚したほうがお互いのためかと。

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可哀想

ナナ

家族のために長年働いてきたのに、定年したらお荷物なんて、かわいそう、酷い 家事は旦那さんにしてもらって、奥さんが働きに出て、家族を養ってみたらい...

家族のために長年働いてきたのに、定年したらお荷物なんて、かわいそう、酷い
家事は旦那さんにしてもらって、奥さんが働きに出て、家族を養ってみたらいいと思う。

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50代の妻の立場から

ぶるう

我が家は50代の夫婦ですが、私は主人との会話がとても楽しいです。2人で旅行も行きました。同居の認知症の義父を見送り、今は介助が必要な義母との生活...

我が家は50代の夫婦ですが、私は主人との会話がとても楽しいです。2人で旅行も行きました。同居の認知症の義父を見送り、今は介助が必要な義母との生活の中で、私は自分の頭の中を方向転換しました。同世代の知り合いと家庭生活の愚痴を言うのをやめ、色んな世代の人達と好きな事について話すようにして、今は母と妻だけでなく、個人としての時間を作るようにしてます。主人も色んな世代の人と飲みに行くので、若い人から教えてもらう事が多いです。私が変わると20代の女の子に食事に誘ってもらったり、ライブに誘ってもらったりして、一緒にいる時は私も若いつもりになれます。娘や息子の事で理解出来ない事があると、若い子に相談してアドバイスしてもらいます。主人を愚痴を聞いてもらう人にしたくはないです。それは、同居の義母が友人と毎日のようにお茶を飲みに行きますが、会話の内容が孫の自慢、嫁の悪口、自分の病気の話、近所の悪口で、帰ってくるとそれを私に話します。義母の人生は、愚痴を話すばかりです。私も会話をしたくなくなります。私は主人にはそんな話はしたくないです。残念ながら、私の周りには旦那さんと会話の無い家庭ばかりです。夫婦で旅行に行く人はほとんどいないです。外で旦那さんの悪口言って発散できる奥さんと、外に話せず一人で溜め込む旦那さん。片方の努力では難しいかもしれないです。

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