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身体に住み着く細菌という体外臓器

寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受

日本がん分子標的治療学会に来ています。
腸内細菌とがん、というセッションさえあります。

臓器を限定せずに、様々手法で、がんやがん免疫に迫る診断治療が昨今増えています。
これも、画像診断の進歩で、体内の精密な状況がわかるようになったことも大きいでしょう。
また、そして、旧来の医療が行き詰った中で、パラダイムシフトが進んでいるという見方もできます。

腸内細菌叢に関しては昔から言われていましたが、昨今進んできたのもエピジェネティクスや遺伝子の諸問題との関連性が可視化されてきたからではないかと思います。
人間という共生体だけではなく、腸内細菌という共生体が体に与える影響までのリンクを読み解いていく必要があります。
人間が死ぬまでには必ず、どこかの臓器が破壊されるわけですが、それまでのプロセスを読み解けばより良い運用に繋がりますね。
広域抗生剤の乱用によるアキレス腱断裂も知られていますし、皮膚炎の一部が自己免疫性腸炎の徴候であることも知られています。
そして、それには細菌による治療が効く場合があることも。

高度文明化社会では清潔を信仰しすぎるきらいがありますが、何をもって清潔とするのか、また問い直していく必要もあるのかもしれませんね。

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