文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

ニュース

ニュース・解説

J2鹿児島が知的障害者チーム…未来へキックオフ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

健常者と同リーグで経験積む

J2鹿児島が知的障害者チーム…未来へキックオフ

 サッカー・J2の鹿児島ユナイテッドFCが今年、知的障害者のチームを設立した。Jクラブによる知的障害者チームの発足は、2004年のJ1横浜F・マリノスに続いて2例目。チームは9日に開幕する鹿児島県の社会人リーグに加わり、健常者と同じ舞台で経験を積む。

 「攻める方向をイメージしながらボールを運んで」。5月31日、同県姶良市にある人工芝のグラウンド。練習に参加した「鹿児島ユナイテッドFCフューチャーズ」の選手たちは西真一総監督(46)の声に耳を傾け、真剣な表情でボールを追いかけた。西総監督は「練習は静かだが、選手たちが自信をつけていく様子がよくわかる」と喜ぶ。

 障害者サッカー7団体を統括する日本障がい者サッカー連盟などによると、3月現在、国内の知的障害者サッカー(フットサル含む)の競技人口は約7460人。これは、視覚障害者らによるブラインドサッカー(約450人)や、聴覚障害者らによるデフサッカー(約200人)より多い。

 鹿児島ユナイテッドFCの徳重剛代表(41)は「サッカーをしたい人に機会を提供することもJクラブの使命の一つ」と語る。チームには知的障害者サッカー県選抜チームの選手ら県内の13~29歳の約25人が所属。軽度の知的障害を持つ人らが週2回ほど練習している。選手らの明るい未来を願い、チーム名の最後に「フューチャーズ」を加えた。

 横浜F・マリノスの知的障害者チーム「フトゥーロ」は昨年、神奈川県の社会人リーグ3部に参戦。2部昇格はならなかったが、健常者チームを相手に7戦全勝する活躍を見せた。

 フューチャーズは社会人リーグで最も下の5部からのスタート。昨夏の知的障害者サッカーの世界選手権で日本代表監督も務めた西総監督は「選手たちにわかりやすくポイントを伝え、焦らせずによく見守るよう心がけたい」と話す。日本代表でチームの主将、 原良田はらだ 龍彦さん(19)(鹿児島市)は「まずは1勝を目指し、得点を取りたい」と意気込んでいる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

ニュースの一覧を見る

最新記事