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コラム

[ロックシンガー ダイアモンド☆ユカイさん](下)体を酷使して脳貧血で救急搬送 50歳を過ぎてアトピーにも…加齢変化は受け入れる

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店のビールを飲み尽くした若いころ 今は上等な酒だけを

――若いころは相当お酒を飲んでいたようですが、今はどうですか。

 20代から30代のころは、何でも口に放り込んでいたね。アルコールも、バケツで飲むような感じだった。でも、妻がニーナを妊娠した時、願掛けで1年断酒したんですよ。それしか、俺にできることがなかったから。

 断酒して半年たった時、たまたまショートケーキを食べたら、今までと味が違っていて、「うまいな、これ」。スイーツに目覚めちゃった。某雑誌の企画で、スイーツ研究会の部長も頼まれました。

 ロックンローラーって、何でも追求するので(笑)、「スイーツとは?」から始まり、「体にいいスイーツとは?」までいっちゃって、それを求めてあちこち行くんですよ。そして洋物から和物に興味が移り、「結局、あんこ、きなこが一番だろ」とか(笑)。

 1年後に酒を再開したんだけど、弱くなっていた。昔は強くて、BOOWYの高橋まことさんと店のビールを全部飲んだこともあったのに。「よし、どうせ飲むなら、おいしい酒をたしなもう」と思って、今では、酒とステーキはとびきり上等なものを少し口にできれば幸せな気分になれるかな。

――今月から再演が始まったミュージカル「リューン」に、前回に続いて出演します。

 主役が藤原丈一郎くんと大橋和也くん2人なんだけど、面白いのが、うちの双子とそっくりなキャラクターなんだよね。藤原くんが演じる方は理屈系でショーン似。大橋くんが演じる方が体育会系でライオン似。浜崎香帆ちゃんは、舞台ではおてんばな役でニーナみたい。うちの3人の子どもが大きくなったら、こんな感じかなと思って、やっていて不思議。前回とは違う演出も多くて、楽しんでもらえると思うよ。主役2人は脂が乗っているし、みんなで盛り上げていきたいね。

役者経験多いけど「何をやってもダイアモンド☆ユカイ」

――ロックンローラーですが、役者の仕事も多いですね。

 デビュー当時に、米映画「TOKYO-POP」に出たり、何回か映画や舞台に呼ばれて、名優の友達もいるけど、「ロックンローラーの俺とは別人種だな」と感じることもあるよ。

 映画「ゴッドファーザー」のマーロン・ブランドの自伝を読んだら、役者に2タイプあって、一つは、どんな役でも七変化して演じられるタイプ。ブランドは、役者はこうじゃなきゃいけないって書いている。もう一つのタイプは、クラーク・ゲーブルのように、「何をやってもクラーク・ゲーブル」という役者。それは () みたいな役者だって言うんだ。俺も「そうだよな。クラーク・ゲーブル、だっせえなあ」って思っていたんですよ(笑)。

 でも、自分が出た作品を振り返ると、俺ってクラーク・ゲーブルだなと。何をやっても、ダイアモンド☆ユカイになっちゃってる(笑)。もうあきらめたっていうか、それはそれでいいかと。でも、一つ言わせてもらうと、マーロン・ブランドは名優だけど、「あんたも、実は演技力のあるクラーク・ゲーブルみたいな役者なんじゃないの?」って思うけどね。

 だから今は、役者でもバラエティー番組でも、ダイアモンド☆ユカイとして、与えられた仕事を一生懸命やっていきたいなと思います。

ダイアモンド☆ユカイさん

ダイアモンド☆ユカイ
 1962年、東京都生まれ。86年、伝説のロックバンド「レッド・ウォーリアーズ」のボーカルとしてメジャーデビュー。人気絶頂期の89年、わずか3年で解散。その後、「ダイアモンド☆ユカイ」としてソロ活動開始。現在は音楽活動を中心に舞台、映画、バラエティー番組に出演するなど幅広く活動。ソフィア・コッポラ監督の映画「ロスト・イン・トランスレーション」(2003年)でCMディレクター役。2016年、ミュージカル「ミス・サイゴン」でエンジニア役を熱演。6月から上演中のミュージカル「リューン~風の魔法と滅びの剣~」に出演。

私生活では10年、47歳で初めてパパになった。著書に「タネナシ。」(講談社)、「育爺(いくじい)。」(同)など。

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