ウェルネスとーく
医療・健康・介護のコラム
[ロックシンガー ダイアモンド☆ユカイさん](上)無精子症だった俺…心・体・お金「三重苦」の治療越え 今57歳で3児の子育て中
伝説のロックバンド「レッド・ウォーリアーズ」のボーカルとしてデビュー、現在は音楽活動だけでなく、舞台や映画、バラエティー番組など幅広く活動するダイアモンド☆ユカイさん。47歳でパパになり、さらに双子の妊娠がわかった後、無精子症で不妊治療を受けたことを公表、反響を呼びました。小学生になった3人の子どもたちとの生活や、50代後半に入った自身の健康管理など、うかがいました。(聞き手・藤田勝、撮影・中山博敬)
子どもたちは水泳4種目スイスイ 運動会はみんな1番
――3人のお子さん、何歳ですか。
お姉ちゃんの新菜(ニーナ)が9歳、双子の長男の頼音(ライオン)、次男の匠音(ショーン)が7歳になりました。
――ユカイさんに似て、みんな活発ですか。
三者三様で性格も違うけど、みんな活発ですよ。スポーツは、ニーナがシンクロナイズドスイミング、ライオンがサッカー、ショーンがスピードスケート。そして水泳はみんな、4種目泳げるよ。2年習っただけなのに、すごいよね。前にハワイに行ったときは波を怖がって、腕に浮輪をつけていたのに。俺も泳ぎは「中の上」くらいだけど、バタフライだけはできない。子どもたちに、もう追い越されちゃったね。
今年の正月にオーストラリアに行った時、シンクロをやっているニーナのために、妻が深さ5メートルのプールを見つけてきたんですよ。子どもたちは苦もなく立ち泳ぎして、ニーナなんて「あの子、すごい」って注目を浴びていたんだけど、俺は子どもたちにふざけて抱きつかれて、おぼれそうになっちゃった。
性格が真逆の双子の上に、しっかり者のお姉ちゃんがいて結束
――女の子と男の子2人。仲がいいですか。
いいような、悪いような……。双子の上にお姉ちゃんがいることで、結束が成り立っている感じかな。性格は、ニーナは何でもできる、しっかり者。ライオンはきゃしゃで落ち着きがなくて、何をやってもだめだけど、足は速くてサッカー大好き。自転車で転んで足を骨折したり、けがも多いけどね。デタラメな感じが、ダイアモンド☆ユカイに近いかな。
ショーンは反対にブスッと落ち着いた性格で、理屈っぽい。前はライオンと一緒にサッカーをやっていたんだけど、「けがをする確率が高い」って言って、突然やめちゃった。ある日、みんなでスケートに行った時、ニーナは万能なので、そこそこ滑る。ライオンはだめ。ショーンは転ぶんだけど、すぐ起き上がって、結局一番うまくなった。それをほめたら、「スケートをやりたい」って言うんで、やらせることにしたんです。
――スポーツに力を入れてますね。
やっぱり、精神的にたくましくなるよね。ネチネチしなくなって、健康にもいいし。運動会の競走では、3人とも1番だよ。
――ママもやはり、運動が得意?
妻は、泳ぐのはカナヅチなんだけど、スポーツはすごく得意だね。前に、家族でボウリングに行ったんですよ。当然、パパが一番うまいと思うじゃないですか。ところが妻がボールを持って構えたら、立ち姿からしてちょっと違う。そしてストライク連発。こっちは動揺してスペアを取り損ねて……。子どもたちは、「ママ、すごい!」。もう、ボウリングは二度と行きたくないと思いました。卓球もうまくて、すごい回転をかけてくる。必死でこちらが返すと、ネット際の届かないところにポトンと落とす。せこいんですよ。まあ、うちは、みんな負けず嫌いではあるね。
――子どもたちはスポーツ以外の習い事も?
ピアノや英語はやっていますよ。俺なんて、両親が共働きだから学校から帰ったら自分のやりたい放題。まわりの友達も塾に行くやつは少なかったから、いつも暗くなるまで遊んでいたよね。今は地方でも、放課後に公園で遊ぶ子は少なくて、いろいろ習い事をしているよね。うちなんて、まだ少ないくらい。子どもたちとは50歳も違うから、時代が全く違うよね。でも、逆にうらやましいよ。いろいろ身につくからね。
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