複数の価値観と正義の中で割れる心 寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受 2019年6月13日 「いつになったら目を覚ますの?」 この言葉から、複数の意味や感情を解釈することができます。 やり場のない怒りを伴った、不安と混乱。 身体は一つ、脳も一つですが、その時に発言者も、医療者側も入り乱れる複数の感情や思考を整理することは難しいです。(慣れてくることは、非人間的です。) 饒舌な説明を求められることもあれば、沈黙や受動的対応が求められることもあるでしょう。 患者と医療者および医療チームの相性もあり、難しいです。 なぜなら、必ずしも、良い結果が出ない中で、落としどころを探る作業でもあるからです。 そして、ベストを尽くすという言葉も難しいことがあって、人間は仕事量も成長量も限界があります。 勤務シフトを守らずに無理を続ければ簡単に燃え尽きてしまうでしょう。 (あるいは、過剰適応して人格が壊れるという亜型もあります。) 当り前ですが、人間が、人間であることを半分辞めて、医療人を演じていることに確信犯であるべきだと思います。 そして、業務として患者や家族に接する一方で、私人としての人格も無視できない部分があります。 そういうダブルスタンダード、トリプルスタンダードな感覚には慣れも適性も必要です。 今後、そういう部分も見据えたキャリアパスも大事だと思います。 人格や関係性の切り分けは難しいですが、「それでも医者か?」「それでも看護師か?」とかよくある暴言に対しても、最終的には医療人は神ではなく人間であると言うことを沈黙も含めて、どういう風に伝えるかが大事になると思います。 特に、同じ人の口から乖離した意見を聞くと混乱される方もいますので、そういう役割分担も大事です。 宿題と一緒で、溜めると混乱しっぱなしですし、ドライに割り切れる人ばかりでもないし、仕事場の中にもトラブルシューティングのシステムができるといいですね。 優秀でも、心の脆い人も沢山います。 逆に言えば、よく見えてしまうだけに、傷つきやすいのかもしれませんけどね。 違反報告
真実が全て
白いしか
どんなにつらくても、真実を伝えることです。そこからしか新たな時間は動き出しません。
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複数の価値観と正義の中で割れる心
寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受
「いつになったら目を覚ますの?」
この言葉から、複数の意味や感情を解釈することができます。
やり場のない怒りを伴った、不安と混乱。
身体は一つ、脳も一つですが、その時に発言者も、医療者側も入り乱れる複数の感情や思考を整理することは難しいです。(慣れてくることは、非人間的です。)
饒舌な説明を求められることもあれば、沈黙や受動的対応が求められることもあるでしょう。
患者と医療者および医療チームの相性もあり、難しいです。
なぜなら、必ずしも、良い結果が出ない中で、落としどころを探る作業でもあるからです。
そして、ベストを尽くすという言葉も難しいことがあって、人間は仕事量も成長量も限界があります。
勤務シフトを守らずに無理を続ければ簡単に燃え尽きてしまうでしょう。
(あるいは、過剰適応して人格が壊れるという亜型もあります。)
当り前ですが、人間が、人間であることを半分辞めて、医療人を演じていることに確信犯であるべきだと思います。
そして、業務として患者や家族に接する一方で、私人としての人格も無視できない部分があります。
そういうダブルスタンダード、トリプルスタンダードな感覚には慣れも適性も必要です。
今後、そういう部分も見据えたキャリアパスも大事だと思います。
人格や関係性の切り分けは難しいですが、「それでも医者か?」「それでも看護師か?」とかよくある暴言に対しても、最終的には医療人は神ではなく人間であると言うことを沈黙も含めて、どういう風に伝えるかが大事になると思います。
特に、同じ人の口から乖離した意見を聞くと混乱される方もいますので、そういう役割分担も大事です。
宿題と一緒で、溜めると混乱しっぱなしですし、ドライに割り切れる人ばかりでもないし、仕事場の中にもトラブルシューティングのシステムができるといいですね。
優秀でも、心の脆い人も沢山います。
逆に言えば、よく見えてしまうだけに、傷つきやすいのかもしれませんけどね。
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