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教えて!ヨミドック

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しゃっくりなぜ起こるの?

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延髄刺激で反射運動

しゃっくりなぜ起こるの?
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  しゃっくりが(ヒック)、止まらないよ。

 ヨミドック しゃっくりは、くしゃみやせきと同じで、反射運動の一つと考えられています。胸とおなかの境目にある横隔膜が収縮し、息を吸い込む動きとほぼ同時に声帯が閉じて起きます。それで「ヒック」という独特の音が出るのです。

  どうして起こるの?

  しゃっくりを起こす中枢が延髄にあるといわれています。鼻の奥や舌の付け根の周辺にある 舌咽ぜついん 神経を通じて、延髄の中枢に刺激が伝わるためとみられます。

  刺激って、どんな? 

  炭酸飲料を一気飲みしたり、食べ過ぎや飲み過ぎで、胃酸などが逆流したりするのも、引き金になるかもしれません。

  お父さんは「酔っ払うと出やすくなる気がする」と言ってたよ。

  しゃっくりを抑える脳内の伝達物質に、GABA(ギャバ)というものがあります。アルコールは中枢神経の働きを抑制するので、GABAもその影響で働きが悪くなり、しゃっくりの抑えがきかなくなりやすいと考えられます。

  自分で止める方法を教えてよ。

  比較的効果があるのが、左右の人さし指を両耳の穴に入れて、30秒ほど強く押さえる。舌を30秒ほど強く引っ張る方法や冷たい水を一気に飲む方法もあります。

  30秒でいいの?

  舌咽神経に何か刺激を与えれば、抑えられると考えられています。でも、なぜ止まるのかは解明されていません。どの方法も、心臓病やぜんそくなどの持病がある人は避けてくださいね。

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  もう1時間(ヒック)、こんな感じなんだ。早速、試してみよう。

  注意してほしいのは、たかがしゃっくりと侮らないこと。多くは2日以内で治まりますが、長引く場合は、脳神経や消化器系の病気が潜んでいる可能性もあります。2年間止まらなかった人の延髄付近に、悪性腫瘍が見つかったこともありました。1か月以上続くようなら、幅広い分野の診療に通じている総合診療科を受診してください。

 (野村昌玄/取材協力=近藤司・友愛記念病院救急科部長、有田秀穂・東邦大名誉教授)

 ヨミドックは読売新聞の医療サイト・ヨミドクターのお医者さんキャラクターです。

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