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医療ルネサンス

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「しばらない」病院(4)みんなの「居場所」大切に

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「しばらない」病院(4)みんなの「居場所」大切に

毎月恒例の「まきび集会」で話すヨウさん(右)と、進行役の額田さん(奥)=金沢修撮影

 まきび病院(岡山県倉敷市)に通院するヨウさん(48)は、いつも考えている。みんなの「居場所」であるこの病院のよさを守りたい――と。

 金属の工場で働く技術者だった。29歳で、激しい双極性障害(そううつ病)を発症した。うつに襲われると、1日に10万円負けてもパチンコ店に入り浸る。そうの時は、その瞬間のひらめきが「正義」になる。

 パチンコ店の駐車場で喫煙する少年を叱り、吸い殻を拾った。店にも注意しようと、午前3時、瓶を投げつけてドアを割った。「人の心は壊したら治りにくい。モノなら壊しちゃれ」と思った記憶があるが、体は勝手に動いていた。

 2010年、39歳でまきび病院と出会った。人のあたたかさにふれた。心が暴走しないよう、1年の半分は入院する。残りの半分は通院し、週4回、精神科デイケアで過ごす。メンバーやスタッフと野菜をつくり、グラウンドゴルフをし、たわいないことを話す。

 まきび病院では、通院患者に精神面の支えを得てもらう居場所として、デイケアに力を入れている。ヨウさんは、何も強いられず、「ただ、いる」ことが無条件に肯定されるこのデイケアをありがたいと思う。

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