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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

タラと卵のグラタン風

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 こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 先週に引き続き、魚料理のご紹介です。

 今週は、前回とほぼ同じ材料を使用して、グラタン風に仕上げます。

 今回のポイントはピザ用チーズを細かく刻むこと。私たちにはうれしい、とろけて伸びるチーズも、かむ力の低下した方にとっては食べにくい場合もあります。チーズをあらかじめ刻んでおくことで塊にならず、食べやすくなります。上にのせたとろけるチーズが食べにくい方には粉チーズで代用したり、刻んだチーズをあらかじめ卵液の中に混ぜることをお勧めします。また、表面が硬くならないよう、焼き目は控えめにしましょう。

 夕飯の残り物の焼いたタラや、汁のタラなどを使ってもよいですね。

[作り方]

(1) タラは塩、コショウ、酒をふりかけ、10分くらいおく。出てきた水分はキッチンペーパーなどで軽くふき取る。

(2) 耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをして、電子レンジ(500W)で1~2分加熱する。粗熱をとってから、皮と骨をのぞき2等分にする。

(3) ホウレンソウは軟らかくゆでて水気を絞り、1cm長さに切る。ピザ用チーズも細かく刻んでおく。

(4) 卵を割りほぐし、生クリーム、溶かしバター(またはマーガリン)、塩、コショウを混ぜる。

(5) ココット皿などに(2)のタラを並べ、(3)のホウレンソウものせる。(4)の卵液を流しいれ、チーズをのせてオーブントースターで5分程度焼く。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

 (レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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