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医療ルネサンス

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若い人の白血病(4)「仲間がいる」情報発信

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若い人の白血病(4)「仲間がいる」情報発信

闘病の経験を語り合う熊耳さん(左)と矢田さん

 「再発がつらかった」

 「既に知識があるから余計にそう感じたよね」

  熊耳くまがみ 宏介さん(36)と矢田江梨子さん(29)が白血病の闘病生活を振り返る。2人は、若くしてがんを患った人たちで作る「STAND UP!!」(スタンドアップ)のメンバー。熊耳さんは事務局長を務める。

 高校3年生の時に急性リンパ性白血病を発症した熊耳さんは治療中、「元気になった人はいるのか。治療後、どう過ごしているのか」と気になった。インターネットなどで調べると、闘病体験は出てくるが、治療後の生活をうかがえるものは見つからなかった。

 同世代のがん患者に向けて情報を発信しようと、2009年、入院先の患者仲間らとスタンドアップを設立した。現在の参加者は約680人。患者の今を伝える記事などが載った無料情報誌を年1回発行する。東京都内で3か月に1回、交流会も開き、メンバー同士で復学や就職、恋愛の相談に乗るなどしている。

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