医療大全
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若い人の白血病(2)骨髄バンク 若者へ啓発
「新しいことに挑戦している姿を見せることが皆さんへの恩返しです」。昨年9月、大津市で開かれた骨髄バンク推進全国大会。壇上で発言した静岡県富士市の会社員、石井
急性骨髄性白血病で骨髄移植を受け、現在は元気に過ごす石井さん。今年4月からは、日本骨髄バンク初の「ユースアンバサダー」として、若者への啓発活動などに取り組んでいる。
発症したのは東京の大学3年生だった2015年1月。高熱による体調不良が長引いたため、都内の病院を受診。血液検査を受けた翌朝、スマートフォンに病院からの着信記録が何十件も残っていた。折り返すと「すぐ入院して」と医師の慌てた声。白血病と聞いても、実感がわかなかった。
インターネットで生存率を調べると「40%」。「死への怖さより、これからどうしようという不安が先でした」と振り返る。
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