ウェルネスとーく
医療・健康・介護のコラム
[タレント 松居直美さん](上)貧血と思ったら「更年期」 冷えと不安に悩まされ…毎日、筋肉痛になる運動で乗り越える!
弱気になったら運動するしかない!
――サプリも何か利用しましたか。
大豆製品が更年期症状にいいと言われますが、食べてもちゃんと分解されて有効成分を作れる人と、そうでない人がいるらしく、検査したら、私は作れないタイプだったので、補うためにサプリを一時期飲んでいました。髪をセットする時、以前は抜け毛が多かったのですが、それを飲んだら減りました。
――バレエはどうして始めたのですか。
女性は、更年期や妊娠、出産などでホルモンバランスが乱れると、気持ちが弱くなります。それを強くするには、運動しかないんです。
8年前、そろそろ真剣に運動に取り組まないといけないと思って、ふらっと軽い気持ちでバレエに行ってみたんです。それまで見たこともやったこともなくて、最初はバーを持って立つだけで疲れたり、体力が持たなかったりして早退したこともありました。でも、長続きしているのは、ジムやヨガと違って、バレエはリズムのある音楽を聴きながら踊れるのがいいみたいです。
バレエはほぼ毎日 2レッスン3時間やることも
――週に何回ぐらい、通っていますか。
ほぼ毎日1時間半のレッスンを受けていて、日によっては2レッスン受けます。毎日、筋肉痛になりますが、8年間やってきて運動の基礎は身についているので、ストレッチやマッサージなどをすると、翌日には痛みがとれています。
体がだるい日は、家を出るのさえもおっくうになりますが、そういうときは「疲れたら早退してもいいからね」と優しく自分に言い聞かせています。このごろはなくなりましたが、だるさが強かった時は、1日か2日寝て、3日目によくなるとか、4日目でようやくよくなるということもありました。
3月の大阪公演では、毎日、みんなでラジオ体操の第1、第2をやりましたが、おじさんたちは、それだけでも大変そう(笑)。それと比べても、私が毎日やっている1時間半のバレエは、相当な運動量なんだなあ……と思いました。ひとつの目標ですが、後で振り返ったとき、「更年期の間は、ずっと筋肉痛だったな」と思えるようにしたいです。
――発表会などにも出ていますか。
絶対出ません(笑)。一度、出ようとしたことがありましたが、そのとたんにバレエが楽しくなくなりました。最近は舞台の仕事が多いので、趣味のバレエまで、仕事の時のような緊張を感じたくないです。人に見せられるようなものでもないですし(笑)。
まつい なおみ
1968年、茨城県生まれ。82年、「電話のむこうに故郷が」で歌手デビュー。同年、「欽ドン!良い子悪い子普通の子」(フジテレビ系)の「良いOL・悪いOL・普通のOL」のコーナーに「普通のOL」として出演。その後、ドラマやバラエティーなどジャンルを問わず活躍。磯野貴理子、森尾由美と3人でレギュラー出演している「はやく起きた朝は…」(フジテレビ系)は、改題しながら2019年で26年目を迎えた。オフィシャルブログは「豆ト米。」。
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