松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」
健康・ダイエット・エクササイズ
サトイモと干し芋の煮物
小学校栄養士の松丸奨です。今日は、しっとりとした食感がやみつきになるレシピ「サトイモと干し芋の煮物」のご紹介です。
サトイモと一緒に煮るのは、「干し芋」です。サトイモと合わさることで、ねっとりとした味わいがプラスされ、さらに旨さを倍増させてくれます。これだけでも良いのですが、パプリカの黄色はぜひ入れてほしい野菜です。料理は目でも楽しむものです。シンプルな料理に黄色が入るだけで、華やかになるんです。ニンジンを入れても良いですね。
私は給食の時間に各クラスを回るのですが、給食当番の1年生は、配膳をするのに精いっぱい。でも「見た目に気を付けて! 魚もお肉も、焼き目を上にするんだよ」と声掛けをしています。見た目が良いとおいしそうでしょう?と聞くと、「本当だ!」とみんなから声があがります。見た目は食欲増進のポイントなんですね。
さて、材料にある干し芋ですが、元はもちろんサツマイモです。主成分はでんぷんで、加熱によって一部が糖質に変わり、甘味を増します。ビタミンB1、C、B6なども含まれています。加えて食物繊維も豊富なので、体の中からお掃除をしてくれます。
常備菜として常に置いておきたい優しい味わいです。おいしい煮物を楽しみましょう。
[作り方]
(1) サトイモは、皮をむいて食べやすい大きさに切る。干し芋は、食べやすい大きさに切る。パプリカは角切りにする。
(2) 鍋に、サトイモ、干し芋、乾燥昆布と(A)を入れ、アルミホイルで落とし蓋をして中火で20分煮る。
(3) パプリカを入れて火が通るまで約5分煮て完成。
(4) お皿に盛り付けて、仕上げに万能ネギを上からかけてください。
(レシピ作成 栄養士 松丸奨)
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