医療を取り巻く認識と政治の問題 寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受 2019年4月28日 ブラックジャックによろしく、を最近読み返して、この15-20年での自身と社会の変化を考えました。 直接生産性のないものに対する、世間や一般の考え方の問題(偏見だけはなく)、感じ方の問題、そして、それに対する政治やマスコミの問題、その中の個人と組織の意見対立。 少なくとも、こういう連載が続いたこと自体が変化なのかもしれません。 件の反論コメントの回を拝見しました。 よくここまで、感情をむき出しにできるな、と思うような意見もあります。 匿名って強いですね。 僕も学生時代や研修医時代のわずかな経験のほか、せいぜい代診や健診程度でしか関与してませんが、こういうきっかけで知の問答をさせてもらっているとは思います。 差別は究極の所、気まぐれと好き嫌いの産物で、そこに利害対立がのっかったものです。 他人の考えや感じ方を変えることは難しく、反対意見を倒すのではなく、そのスカラーをも呑み込む忍耐やアイデアが必要だと思います。 「嫌い」という言葉は文字の上では憎しみですが「嫌いという言葉に愛を込めて」に書き換えればラブコメに変わります。 世の中は、カネとモノとサービス(仕事)の不等価交換の繰り返しで回っているので、その構造を考えてどういう枠組みをすれば動くか考えていく必要があります。 基本的に規模が大きくなるほどにサービスの質は向上し廉価になる経済の論理も、医療全体の一分野である、難病医療・介護に変化をもたらすわけで、そういう訴え方も大事かもしれません。 目先の物心の利害対立だけでなく、一歩引けば共通の利益も見えることもあるでしょう。 違反報告
医療を取り巻く認識と政治の問題
寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受
ブラックジャックによろしく、を最近読み返して、この15-20年での自身と社会の変化を考えました。
直接生産性のないものに対する、世間や一般の考え方の問題(偏見だけはなく)、感じ方の問題、そして、それに対する政治やマスコミの問題、その中の個人と組織の意見対立。
少なくとも、こういう連載が続いたこと自体が変化なのかもしれません。
件の反論コメントの回を拝見しました。
よくここまで、感情をむき出しにできるな、と思うような意見もあります。
匿名って強いですね。
僕も学生時代や研修医時代のわずかな経験のほか、せいぜい代診や健診程度でしか関与してませんが、こういうきっかけで知の問答をさせてもらっているとは思います。
差別は究極の所、気まぐれと好き嫌いの産物で、そこに利害対立がのっかったものです。
他人の考えや感じ方を変えることは難しく、反対意見を倒すのではなく、そのスカラーをも呑み込む忍耐やアイデアが必要だと思います。
「嫌い」という言葉は文字の上では憎しみですが「嫌いという言葉に愛を込めて」に書き換えればラブコメに変わります。
世の中は、カネとモノとサービス(仕事)の不等価交換の繰り返しで回っているので、その構造を考えてどういう枠組みをすれば動くか考えていく必要があります。
基本的に規模が大きくなるほどにサービスの質は向上し廉価になる経済の論理も、医療全体の一分野である、難病医療・介護に変化をもたらすわけで、そういう訴え方も大事かもしれません。
目先の物心の利害対立だけでなく、一歩引けば共通の利益も見えることもあるでしょう。
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