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がん患者に、どう接すれば?

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静かに温かく見守ろう

がん患者に、どう接すれば?
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  がんが見つかって、落ち込んでいる知人がいるんだ。何かしてあげたいな。

 ヨミドック まず、がんと患者について知ることが大切です。がんは、珍しい病気ではありません。がんといっても臓器や患者ごとに病状は違います。一般的にがんが進行すると、生存率は低くなります。がんが判明した時はもちろん、再発や転移が分かった時も、大きな衝撃を受けます。家族も同じです。

  そうだね……。

  個人差はありますが、衝撃を受けた後、気持ちが不安定な時期が1、2週間続きます。徐々に落ち着きを取り戻し、いろいろと前向きに考えられるようになります。うつ状態が長く続くこともあります。

  言葉、かけづらいね。

  うつ状態でなくても、患者は様々な悩みを抱えます。治療法の選択、経済的な不安、病気の公表(カミングアウト)をどうするか……。治療が始まれば、脱毛や口内炎といった抗がん剤の副作用や手術の後遺症にも戸惑います。回復しても、再発や転移の懸念が残り、ストレスも募ります。悩みを一人で抱え込むのは大変。不安やつらい気持ちを軽くするために、周囲のサポートが必要です。

  どう声をかけようか?

  応援や励ましの言葉は、同じ人でも具合や気分によって感じ方が変わります。患者会の調査では、「頑張れ」という言葉は、うれしいという声が多い一方で、「(今さら)何を頑張るの」と感じる、という意見もありました。

  難しいね。

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  患者のペースや価値観を尊重しましょう。「出来ることがあれば言ってね」など、思いやる言葉や態度はうれしいもの。闘病で孤独感も深まるので、必要とされる存在だということを伝えるとよいでしょう。興味本位な質問や、副作用などで変わった外見をジロジロ見るのはダメですよ。今までと変わらず接することが大切です。回復を願いながら、静かに温かく見守ること。さりげない気遣いで、相手にストレスをかけないようにしたいですね。

 (山田聡/取材協力=遠藤久美・静岡県立静岡がんセンターがん看護専門看護師、岸田徹・NPO法人がんノート代表理事)

 ヨミドックは読売新聞の医療サイト・ヨミドクターのお医者さんキャラクターです。

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