文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

Dr.えんどこの「皮膚とココロにやさしい話」

医療・健康・介護のコラム

「特に何もないけど来ました」という患者 理由を聞いて思わずジーン

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 こんにちは。皮膚科医のえんどこです。プロフィルを見るとおわかりいただけると思いますが、4月から所属が変更になりました。通勤電車の超満員を恐れるあまり、どんどん早起きになっています。大丈夫でしょうか……(笑)。

初診患者さんへの問診は5W1H 探偵さながら

 さて今回は皮膚病の話ではなく、「初めて外来を訪れた患者さん」について書いてみたいと思います。

 皮膚科を受診される患者さんというのは、いわゆる「皮膚に何らかの症状がある方」です。「2日前から皮膚に発疹が出た」「皮膚には何も出ていないけど、とにかくかゆい」「20年前から発疹があるんだけど、これ何でしょうか?」などという具合です。ですので、よほどのことがない限り、我々皮膚科医は「今日はどうなさいましたか?」という言葉で診察を始めます(これは皮膚科医に限らないですね)。

 これは大学病院であっても、地域の中核病院であっても、田舎のクリニックでも同じです。英語で習う5W1Hというのがありますが、まさにそれに近いことを患者さんとの会話で展開しているわけです。

 例えば、遠足に行ってから腕にかゆい発疹が出てきたという、いわゆるかぶれではないかと思われる子供が受診すれば、「いつからですか?」「発疹が出る前にどこか行きましたか?」「その時、何か触ったりしなかったですか?」「かゆみは強いですか?」という感じで質問をしていきます。これを問診といいます。我々はこの問診の内容と発疹の形態、かゆい、痛いなどの自覚症状などから原因を探っていくのです。まさに探偵さながらです(笑)。

患者が子供でも目を合わせて話す

 患者さんは「どうしてこんな発疹が出たんだろう?」と思って皮膚科を受診されますから、可能な限り、質問にはお答えするように心掛けています。この例の場合は、患者さんであるお子さんとともにお母さんが一緒に診察室に入っています。どちらの顔を見て話すかというと、やはり患者さんであるお子さんです。もちろんお母さんとも目を合わせて話すようにはしますが、基本、質問する時はお子さんがメインで、説明はお母さんをメインにしつつお子さんにも話すようにしています(もちろんお子さんの年齢にもよりますが)。

1 / 2

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

20190219-kendo-prof200

遠藤 幸紀(えんどう・こうき)
皮膚科医。東京慈恵会医科大学皮膚科講師。乾癬かんせんという皮膚疾患の治療を専門とし、全国の乾癬患者会のサポートを積極的に行っている。雑学やクイズに興味があり、テレビ朝日「Qさま!!」の出場歴も。

Dr.えんどこの「皮膚とココロにやさしい話」の一覧を見る

コメントを書く

※コメントは承認制で、リアルタイムでは掲載されません。

※個人情報は書き込まないでください。

必須(20字以内)
必須(20字以内)
必須 (800字以内)

編集方針について

投稿いただいたコメントは、編集スタッフが拝読したうえで掲載させていただきます。リアルタイムでは掲載されません。 掲載したコメントは読売新聞紙面をはじめ、読売新聞社が発行及び、許諾した印刷物、読売新聞オンライン、携帯電話サービスなどに複製・転載する場合があります。

コメントのタイトル・本文は編集スタッフの判断で修正したり、全部、または一部を非掲載とさせていただく場合もあります。

次のようなコメントは非掲載、または削除とさせていただきます。

  • ブログとの関係が認められない場合
  • 特定の個人、組織を誹謗中傷し、名誉を傷つける内容を含む場合
  • 第三者の著作権などを侵害する内容を含む場合
  • 企業や商品の宣伝、販売促進を主な目的とする場合
  • 選挙運動またはこれらに類似する内容を含む場合
  • 特定の団体を宣伝することを主な目的とする場合
  • 事実に反した情報を公開している場合
  • 公序良俗、法令に反した内容の情報を含む場合
  • 個人情報を書き込んだ場合(たとえ匿名であっても関係者が見れば内容を特定できるような、個人情報=氏名・住所・電話番号・職業・メールアドレスなど=を含みます)
  • メールアドレス、他のサイトへリンクがある場合
  • その他、編集スタッフが不適切と判断した場合

編集方針に同意する方のみ投稿ができます。

以上、あらかじめ、ご了承ください。

最新記事