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Dr .ヒラの「知って安心 市販薬の話」

医療・健康・介護のコラム

腰痛で痛み止めを飲んだら発熱に気づかなかった! 体温も下げる解熱鎮痛薬に注意

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解熱鎮痛薬61製品のうち25は、パッケージの表側に「熱」「解熱」の表示なし

 さて、ここから少し、このケースの話から離れます。市販の解熱鎮痛薬のパッケージの記載内容に注目し、市販薬製品の外箱の表側(ドラッグストアの陳列でよく見える箇所)の表示と、添付文書の内容をチェックしてみました。拙著「クスリ早見帖ブック 市販薬354」(南山堂)に掲載している61製品をチェックの対象としました。

 61製品中、パッケージの表側に「熱」や「解熱」と書かれている製品は36で、まったく書かれていない製品も25ありました。添付文書には、61製品のうち60で解熱効果のあることが書かれていましたが、1つの製品ではまったく熱に関する記載がありませんでした。解熱鎮痛成分を含む市販薬では、利用する方が「熱はないだろうか。体温を測っておこうか」と気づきやすいように、記載があることが理想ではないかと考えますが、現状ではそうはなっていないようです。

添付文書をきちんと読む習慣を

 いずれにしても、市販薬のパッケージの目につきやすい箇所の確認だけでなく、添付文書まできちんと読む習慣を身につけていただくことをお勧めします。そして、高熱は自分の感覚だけでは気づかないこともありますので、体調不良の原因がはっきりしない場合などには、薬を使う前に体温をチェックすることも強くお勧めします。(医師 平 憲二)

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dr.hira-prof150

平 憲二(ひら けんじ)
 1966年、宮崎県生まれ。総合内科専門医。株式会社プラメドプラス代表取締役。91年、宮崎医科大学(現・宮崎大学医学部)卒。2001年、京都大学大学院医学研究科博士課程内科系専攻修了(臨床疫学)。03年、京都大学病院総合診療科助手。05年に株式会社プラメド、13年に同プラメドプラス設立。著書に「クスリ早見帖ブック 市販薬354」(南山堂)、「クスリ早見帖副読本 医師が教える市販薬の選び方」(PHP研究所)、「クスリ早見帖ポッケ かぜ・解熱鎮痛・咳止め・鼻炎の市販薬」(大垣書店)。

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