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元プロ野球選手 角盈男さん

 メディアなどでお馴染みの芸能人、有名人だって、一人の人間として病気や心身の不調と向き合っています。苦しかった経験や、病によって気付かされたことなど、率直な思いをお聞きします。

一病息災

[元プロ野球選手 角盈男さん]前立腺がん(1)「抑え」で培った精神力

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[元プロ野球選手 角盈男さん]前立腺がん(1)「抑え」で培った精神力

 

 左のリリーフ投手として活躍した。巨人にドラフト3位で入団し、1978年には新人王を獲得。しかし、翌年は制球に苦しんだ。「小学生の頃から投球は全くの我流だった」。シーズン後に投球フォームを修正。自然に腕が下がり、サイドスローに生まれ変わった。

 「自分が頭の中で描いているボールと一致する」。80年のシーズンは、新しい投球フォームで実戦を重ねた。この年の最終戦、リリーフで登板し、長嶋茂雄監督にウィニングボールを手渡すと、こう告げられた。「角、抑えで頼むな」

 肩が強く、連投できるのが強みだった。81年は、巨人のリリーフエースとして8勝20セーブをマークし、最優秀救援投手のタイトルを獲得した。

 「いつもピンチに投げるわけですよ。次の打者をどうやって三振でアウトにするか、それしか考えない。目の前の対策だけを考えた」

 打たれる日だってある。でも、やけ酒をあおるようなことはしない。「しょうがないや」と頭を切り替え、大好きな酒はおいしく飲んで明日に備える。

 抑えのエースとして培った強い精神力は、がんと向き合う力にもなった。

 「がんですね」。2014年、医師に検査結果を告げられても、感情で受け止める間もなく、すぐに頭は対策に向かった。「どうやってがんを抑え込むか」

  元プロ野球選手  角盈男(すみみつお) さん(62)

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