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ごぼう先生のイス健康体操2.0

コラム

「笑顔になる介護事業所」がわかる四つのポイント

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 介護の「ご」、予防の「ぼう」で、ごぼう先生と申します。24歳からデイサービスでスタートしたイス体操は、今年で10年目を迎えます。今までで、200を超える介護事業所で健康体操をさせていただきました。

 介護事業所で体操を始める前に、参加される皆様の「笑顔がつくりやすい環境かどうか」は、パフォーマンスをする前に分かるようになりました。以下の四つのポイントは、新しくご利用を検討される新規の方や、ご家族の方も共通して意識されるところだと思います。

 地域や、要介護の認定率は関係ありません。今回の記事を読みながら、お客様目線の気持ちを思い出していただけますと幸いです。

ごぼう先生のイス健康体操2.0vol4

※デイサービス スマイリング様にて

1.挨拶

 ごぼう先生のイス体操で事業所に訪問するときは、対応してくださる担当者さんがいらっしゃいます。事前に電話やメールでやり取りをしているので、丁寧に対応してくださる方が多いです。ご利用者の方なら、生活相談員さんや、管理者さんが対応されることが多いのではないでしょうか。

 ポイントは、他のスタッフさんから挨拶あいさつがあるかどうかです。挨拶は、コミュニケーションの始まりです。ご利用者さんも、毎日の挨拶があるのかどうかで反応が変わります。挨拶の習慣は、表情を動かす上で、とても重要です。

2.スタッフの多様性

 若いスタッフから年齢の高いスタッフ、外国人スタッフなど、多様な世代のスタッフさんが働く職場には笑顔が多いと感じます。

 人材不足の中、このポイントを達成できることは難しいと思いますが、職場の居心地の良さを高めることは、サービスの持続に必須の課題だと言えます。

 また、介護が必要となる方々も、60代の方と90代の方では、人生の時代背景は大きく異なります。無理に仲良くする必要はないと思いますが、どの世代の方々でも居心地の良い環境であることは大切です。

3.説明の能力

 私が体操を行う前に、参加される皆様の心の準備を整える配慮ができている事業所は、笑顔がたくさん生まれます。心の準備とは、私の自己紹介や、今から何が起きるのか、事前に参加者の皆様に伝えているのかです。

 説明に大切なのは、事前の情報収集と計画性です。笑顔をつくるゴールの準備に、しっかりと状況を把握して、少しでも心の温度が上がるように配慮してくださる方が一人でもいらっしゃると本当に心強いです。

 不安な環境からは、素敵な表情をつくることは本当に難しいです。

4.一緒にスタッフも体操に参加している

 ご利用者さんと交じりながら、スタッフの皆様も一緒に体を動かせる事業所さんは、とても雰囲気が明るいです。ご利用者と同じ目線に立てるということにつながります。

 時間が空いたとばかりに、事務作業に没頭してしまう。ただ、遠くで見ているだけ。そういう事業所も実際に存在します。

 デイサービスでは比較的、一緒に時間を楽しめる感覚に慣れている事業所は多いです。しかし、医療系や施設系の事業所さんは、入居者の皆様と一緒に時間を楽しめるのかどうか。それぞれに心の距離感の格差が大きいと感じています。

ごぼう先生のイス健康体操2.0vol4

 共通しているのは、日常のコミュニケーションです。200事業所を回ってみると、できている、できていないで、その場に居るスタッフ、ご利用者の皆様の表情が異なります。まずは、挨拶からもう一度意識してみることをお勧め致します。

それでは、皆様、お達者でー!

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ごぼう先生=本名・簗瀬寛
 1985年7月23日、愛知県岡崎市生まれ。趣味はボクシング、読書、情報発信(SNS)など。 日本福祉大学卒業。大手鍼灸しんきゅう接骨院勤務を経て、2014年に株式会社GOBOUを設立。デイサービス「リハビリカフェ倶楽部」を岡崎市に開設する一方、全国各地の介護施設を中心に「大人のための体操のお兄さん」=ごぼう先生として健康体操の普及に努める。体操DVDを発売しているほか、テレビ出演など多数。

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