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大門は誰の願望や心理社会背景の投影か?

寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受

外科学会に行きました。
過去のシステムや外科医像に対する賛否両論の演題が出ていました。

日本という国家の国際社会での地位を保つには、医者や医療システムの総合レベルの維持は不可欠なので、その答えは多様性に向かうでしょう。
地方都市と都市部が同一の法律やシステムで縛られていることの限界もあります。

僕も学生時代は精神科か外科志望でしたが、体育系社会や長時間労働への適性を鑑み、別の道を取りました。
一方で、ロボット手術のデモ機では慣れの速さに企業の人も驚いていました。
サッカーとゲームの修業の賜物です。
空間認知と頭と四肢の連携ですね。

このような人間は世の中には山ほどいるでしょう。
そういう人を何らかの形で取り込むか否か、医療社会も患者も考える時代なのではないかと思います。

そういう目線で見れば、一見新しそうで、男勝りな女医という古典的な大門。
女を捨てて、外科医の道にまい進。
これならば、一定数の外科医が許容するという発想が見えます。

新研修医制度になり、研修医が関東に集中し、地方の大学病院が地域の基幹病院病院の色を強めている現在、論文とか私生活を無視した勤務体制を全員に強いるのは優秀な人のドロップアウトを生み、難しいです。
一方で、タフな人をある程度優遇するのもやむを得ないでしょう。

そのさじ加減も含めて、ドラマという可視化された情報が既存の医師や医学生にどういう影響を与えるのか?
大門未知子の振る舞いだけでなく、その裏にいる医療者や医療社会の意図や願望を読み取るとまた違って見えるのかもしれないですね。

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