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高齢者虐待が過去最多、「介護職員から」12%増…昨年度

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 厚生労働省は26日、2017年度の高齢者に対する虐待件数について、介護職員による虐待が510件(前年度比12・8%増)、家族らによる虐待が1万7078件(同4・2%増)で、06年度に統計を取り始めて以来、それぞれ最多を更新したと発表した。職員による虐待は11年連続、家族らによる虐待は5年連続で増えた。

 虐待に対する意識が高まり、自治体への通報件数が伸びていることや介護現場における人材不足が背景にある。

 職員らから通報や相談を受けたうち、自治体が虐待と認定した件数を集計した。

 職員による虐待を受けた人のうち、最も多かった内容(複数回答)は、殴るなどの「身体的虐待」(59・8%)。次いで、暴言を吐くなど「心理的虐待」(30・6%)、「介護放棄」(16・9%)などが多かった。

 1件で複数が被害にあう事例もあるため、虐待を受けた人数は少なくとも854人で、このうち女性が約7割を占めた。死亡事例はなかった。発生要因は、「教育・知識・介護技術の問題」、「職員のストレスや感情コントロールの問題」の順で多かった。

 一方、家庭内の虐待では、1万7538人が被害にあった。虐待の疑いを含めて28人が死亡した。加害者は息子(40・3%)、夫(21・1%)、娘(17・4%)の順で多かった。理由は「介護疲れ・介護ストレス」が最多だった。

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