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本来の姿が出る

認知症介護経験有り

先日、亡くなった祖母は認知症でした。
だけど、認知症の検査にも素直に行き、医者から渡された薬も素直に飲んでいました。デイケアでもたくさんの友人を作っていました。おかげで認知症の進行はゆっくりで、90才で大往生でした。

数年前に義母が認知症であることが分かりました。
義母は自分が認知症であることを認めず、病院にも行こうともせず、なんとか病院に連れて行って、認知症であることが明確になっても、自分は認知症ではないと言い続け、薬もしっかり飲もうとはしません。デイケアも嫌がります。

祖母と義母の差は何かと考えました。
認知症になると、その人の人間性がダイレクトに表面に現れてくるのではないかと思うのです。
そう考えないと、祖母と義母でこれほどの差が出てくるとは考えられません。

今まで穏やかだった人が認知症が進むに連れて凶暴になるとすれば、
その人が変化したのではなく、そもそも凶暴な人だったと考えるのが自然です。

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画像に写らない人の心をどう考えるか?

寺田次郎 放射線科サッカー部スペイン代表

「自分勝手になる」「穏やかだった人が怒りっぽくなる」「急に泣いたり怒ったりする」
そう考えている人はどなたでしょうか?

いつもと違う気がする、そういう私の理解にとって都合のいい人格や行動パターンを他人に知らず知らずに押し付けていませんか?

ピック病という診断ですが、いくつか主観と客観の交錯している部分があります。
祖母の小銭を独占しようとしたのは、お金そのものではなく、愛情の表現型かもしれません。
壊れたものは、モノとしては役立ちませんが、そこには思い出があります。
過度に進めばコレクター癖となりますが、そこまで他人に迷惑でしょうか?
自分の感覚を他人に押し付ける傲慢さが誰しもあります。
(幼児が自分の気に入ったものをお礼に差し出したがるのと同じです。)

高齢者の場合、単一の疾患のみならず、脳血管性認知症の症状(怒りやすい)が重なることは想定すべきです。
血流や神経機能が低下すれば、あらゆる機能低下は想定の範囲内で、何処から先を病的とするかに人間の尊厳が関わります。
父親の老いの全てを否定しにかかれば、父親にとって、娘は敵になりえます。
その事がわからなければ、お互い不幸になるでしょう。

「俺を誰だと思っているんだ?」
想い出の品ごと処理されそうな己の存在が不安なのでしょう。

決まった時間に決まったことをするのも、自分の中での規律を保つため行為かもしれません。
解明されてない症状を悪と決めつけることなく、そういう高齢者(患者さんと健常者のミックス)の生活と折り合いを考える方が正しいと思います。
決まった時間に学校に来ない子供は叱責の対象でしょう?

日本の外交においても緩衝地帯があります。
直接触れると激発する領土問題。
一方で、そういう区域があって、双方の固有の文化が尊重されます。
同じように、健常者と高齢者の距離感や線引きもうまくいくのではないでしょうか?

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