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松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

バターロールグラパン

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 小学校栄養士の松丸奨です。今日は、見た目のかわいさで大人気のグラタンパンを、おいしくアレンジしたレシピ「バターロールグラパン」のご紹介です。

 給食では特注の丸いパンを使用していますが、なかなかその形のパンが売っていないんです。食パン1斤をくりぬいて作るパターンもありますが、やはり丸い形で作りたい!ということで手軽なバターロールを使用します。中身のホワイトソースも、パンの方にバターが練り込まれているので、今回はルーを使用しないでアレンジをしています。作りやすいですね。前日のシチューの残りがあれば活用してもよいと思います。

 ロールパンの中身はくりぬいて、細かく刻んだら、ホワイトソースに入れて弱火で煮込んでください。とろみを出すために再利用します。さらに余ったらパン粉にしたり、ちょっとつまんで食べてもよいですね。バターロールの中身なので十分おいしいです。

 さて、そんな楽しいグラパンですが、仕上げにパセリをかけることで見た目が良くなります。そんなパセリですが、見た目だけではない優れた栄養素があります。カロテンやビタミン類、鉄などのミネラルや、食物繊維も含まれています。独特の香りは、消化促進効果や、口臭予防にも効果があるといわれています。好みでたくさんかけると栄養面でもよいですね。

 ベーコンを鶏肉にしても合いますよ。「おいしいので、ついついもう一個」と手が伸びてしまいます。ぜひ作ってみてください。

[作り方]

(1) ロールパンの上部分をパン切り包丁で切り取る。中身をフォークや手でくりぬく。中身は刻んでおく。ベーコンは短冊切りにする。

(2) フライパンに、牛乳、ベーコン、冷凍状態のシーフードミックス、コンソメ、粉チーズ、白ワインを入れて、弱火で加熱する。火が通ったら、くりぬき刻んだパン粉を半分入れ、水溶き片栗粉でとろみを付ける。

(3) パンのくりぬいた穴に、(2)のホワイトソースを入れて、上からとろけるチーズと、パセリをかける。オーブントースターで表面を焼いて、チーズに焦げ目が付けば完成。切り落としたパンの蓋をかぶせてお皿に盛り付ける。

 (レシピ作成 栄養士 松丸奨)

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matsumaru-susumu_prof

松丸奨(まつまる すすむ)

 管理栄養士 栄養教諭 フードコーディネーター

 1983年千葉県生まれ。専門学校卒業後、栄養士として千葉県内の市立病院に勤務。2009年より小学校で勤務。給食の献立作成や調理指導、食育の授業などを行っている。2013年には、実際に提供されている給食のおいしさなどを競う「全国学校給食甲子園」(第8回・応募総数2266校)で優勝。ドラマでの給食の監修・調理指導など担当。テレビなどのメディア出演も多数。塩分が控えめで、だしや味付け、彩りにこだわったレシピ作りに励んでいる。著書に、「日本一の給食メシ 栄養満点3ステップ簡単レシピ100」(光文社)「ママと子の「ごはんの悩み」がなくなる本」(サンマーク出版)「日本一の給食レシピ 子どもがすくすく育つ」(講談社)

Instagram:https://www.instagram.com/matsumaru.susumu/
ブログ:小学校栄養士 松丸 奨のブログ

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