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高槻赤十字病院、はしか受診制限を陳謝…「検査やワクチン接種の予算不足」

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 大阪府高槻市の高槻赤十字病院が麻疹(はしか)の疑いのある患者の受け入れを制限していた問題で、同病院の古川福実院長らが5日、記者会見を開いて「地域の皆さんにご迷惑をかけた」と陳謝した。

 地域医療の要として、かかりつけ医の紹介状を持参した患者を受け入れている同病院では、来院患者の感染が2月12日に判明。同15日から他の医療機関に対し、はしかの疑いのある患者の紹介を控えるようホームページで通知していた。同時期、府内では患者が急増しており、高槻市保健所は速やかに通常の診療に戻すよう要請した。

 古川院長は対応の理由について、▽医師や看護師を含むスタッフ約600人の免疫を確認する検査やワクチン接種の予算が不足していた▽建物の構造上、他の患者と接触しないよう誘導するのが難しかった――などと説明。通知については「『はしか患者は診療しない』というふうに受け止められても仕方がないと思う。ホームページを見て受診を自主規制した人がいたとしたら申し訳ない」と話した。

 病院では今月3日まで、患者と接触した可能性がある入院患者ら30人以上の健康状態の確認、スタッフ全員の免疫検査の実施など、院内感染対策に追われた。この間、はしかの疑いがある患者3人が直接来院し、災害救護車の中などで診察した。

 4日以降は、はしか患者に対応できる医療チームを編成し、態勢を立て直したという。古川院長は「はしかに対する備えが十分でなかった。今後は免疫の検査とワクチン接種を徹底して対応したい」と話した。

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