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胃腸薬に禁止物質混入…ドーピング処分取り消し

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 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は4日、ドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示したため、暫定的資格停止処分になっていたレスリング男子の阪部創選手(25)(自衛隊)について、処分を取り消すと発表した。選手が飲んでいた胃腸薬から、本来含まれていないはずの禁止物質が検出されたため、選手に過失はないと認定した。

 発表によると、阪部選手は昨年6月の検査で、利尿作用のある禁止薬物のアセタゾラミドが検出された。身に覚えがなかったため、所属チームの医師から処方された薬などの成分分析を検査機関に依頼したところ、沢井製薬(本社・大阪市)の胃腸薬「エカベトNa顆粒サワイ」からアセタゾラミドが検出されたという。

 これを受けて同社は3月4日、この薬の使用中止を呼びかけるとともに、自主回収を行うと発表した。原料メーカーの製造段階で混入した可能性があるとして調査を進めている。この薬は月約100万包が出荷されているという。アセタゾラミドは緑内障などの治療薬として使われている。

 阪部選手は2016年の世界選手権代表の実力者で、禁止薬物が検出された昨年の全日本選抜選手権では準優勝した。処分取り消しを受け、「資格停止がなくなり、チームでの練習も再開しました。(20年の)東京五輪の代表選考を目指して努力します」などとコメントした。

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