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【タレント 優木まおみさん】(下)アナウンサー目指して佐賀から東京へ 2年間仕事はなかったけど、続けることで道が開けた
早生まれで走るのも泳ぐのも遅く 小3から背が伸び劣等感解消
――どんな子どもでしたか。
3月生まれで、小3まではかけっこしても泳いでも、みんなより遅かったのですが、それから身長がグーンと伸びて劣等感がなくなりました。バスケットボール部に入ってよく運動するようになり、足も速くなりました。小学校時代の友人には、「初めはおとなしかったのに変わったよね」と言われます。
――実家は佐賀市内の中華料理店ですね。
高校や大学の受験勉強は、店に置かれたテレビの前のいすに陣取ってやっていました。自分の部屋にこもってやるのが苦手で、周りがうるさい方が、さみしくなくて集中できたんです。常連のお客さんは、その様子をよく覚えているそうです。
大学1年でハワイに語学留学 “サバイバル経験”が自分を前向きに
――アナウンサー志望だったそうですね。
はい。大学受験はセンター試験後、第1志望は難しくなり、担任に相談したら、学芸大なら得意な国語だけで受けられると教えてくれました。とにかく東京に行きたかったのと、親が「国立の授業料しか出せない」と言うので、決めました。
入学当初は学校になじめず悩んでいましたが、1年生の時に半年休学してハワイに語学留学した経験が自分を前向きにしてくれました。銀行に口座をつくるのも、家を借りるのも初めてで、私にとっては一種のサバイバルでした。帰国後はまじめに勉強して、当時は英語もかなり話せましたが、今は全然です(笑)。
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