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40代から備えよう「老後のお金」

コラム

人生最後の「お金の貯め時」を逃さない「エア老後」のすすめ

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「年金額22万1,504円」と「今の生活費」を比べる

 老後の生活費がだいたい把握できたら、19年度の年金支給額22万1,504円と、比べてみます。どれくらいオーバーしているか? はたまたオーバーしていないか? つまりは、年金額内で生活できるかどうかです。このように、40代から自分の老後を考えてみることを、私は「エア老後」と呼んでいます。

 もちろん、子どもが独立すれば食費などの生活費は減るでしょうし、住宅ローンが終わっていれば住居費は安くなるかもしれません。その一方で、今の40代が老後を迎える頃には、年金は先細りしているという見方もありますし、老いとともに医療費負担が重くなるかもしれません。

 しかしながら、40代のうちに家計費の棚卸しをして、老後に備えておくことに損はありません。私は、この棚卸しをして随分と気が楽になりました。「何とかやっていけるかも!」と。

大事なのは早めに見通しを持つこと

 子どもがいる人は、教育費以外の生活費を節約せざるをえません。これは、見方によっては、「貯蓄力をきたえている」とも言えます。一方、子どもがいない人は、お給料の伸び分を、自由に使いがちになっているかもしれません。

 大切なことは、「エア老後」のような試みをして、早めに老後の生活費についての見通しを持っておくことです。それが、人生で2回目(そして最後)の「お金の貯め時」を逃がさないコツとも言えます。漠然と「老後が心配」と不安でいるよりは、やれることから備えていく方が、気分は軽やかだと思うのです。(楢戸ひかる マネーライター)

イラスト:西島秀慎

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楢戸ひかる(ならと・ひかる)

マネーライター、ファイナンシャル・プランナー

 1969年生まれ。大手商社に8年間勤務後、フリーライターに。妊娠を機にファイナンシャル・プランナー資格(現FP技能士)を取得。約20年にわたり、女性向けのマネー記事を執筆してきた。
 ホームページ「主婦er」の運営や、ワークショップ「『小さな暮らし』を始めるための3カ月家計簿」も手がける。家族は、夫と息子3人(大学生と中学生)。

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