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スポーツDr.大関のケガを減らして笑顔を増やす

コラム

ウィンタースポーツもあと少し 手の骨折にご注意を!

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機能が回復してはじめて「完治」

 変形がひどくない骨折の場合、骨がくっつくのに通常1か月半~2か月程度かかります。子供は治癒能力が高いため、一般的に早く骨がつきます。しかし、固定している期間に筋肉は萎縮し、関節は固定されているため可動域は狭くなります。これらの機能が改善するには、さらに1~2か月を要します。ですので、骨がつき、機能が回復してはじめて「完治」と言えます。機能を回復させるにはリハビリが大切です。ただ、骨折の部位やタイプによっては、機能が元と同等にまで回復しない場合もあります。

 それでは、Qさんの経過です。

 医療機関で (とう)(こつ) (前腕の親指側の骨)の骨折という診断を受け、徒手整復を行い、固定をしました。約1か月半後、X線検査で骨がついたのを確認できたため固定を解き、可動域を広げる訓練を始めました。最終的に、日常生活に支障がない状態まで回復しました。

けがを防ぐには「適切な転び方」を

 柔道を始めるとき、まず最初に学ぶのは「受け身」です。投げられ、倒されることのある柔道において、受け身はけがの予防にとても重要です。また、近年は「パルクール」(高い身体能力を使って、障害物のあるコースを移動していくスポーツ)が注目されていますが、選手たちが高いところから飛び降りる際には、体への負担を最小限にする転び方をしています。

 手を反らした状態で地面につき、自分の体重がかかってしまうと、手首や肘の周囲に骨折が生じる危険が高くなります。転ぶときは注意しましょう。かくいう私も、高校生の時、手首を骨折しているのですが……。(大関信武 整形外科医)

【スポーツ医学検定のご案内】

 私たちは、スポーツに関わる人に体やけがについての正しい知識を広めて、スポーツによるけがを減らすために、「スポーツ医学検定」を実施しています。スポーツ選手のみでなく、指導者や保護者の方も受けてみませんか(誰でも受検できます)。 

 第5回スポーツ医学検定は2019年5月19日に開催します。申し込みは、 ホームページ で受け付けています。

 本文のイラストや写真の一部は、「スポーツ医学検定公式テキスト」(東洋館出版社)より引用しています。

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Ozeki-7-pro

大関信武(おおぜき のぶたけ)

整形外科医・博士(医学)
一般社団法人日本スポーツ医学検定機構代表理事

1976年大阪府生まれ、兵庫県立川西緑台高校卒業。
2002年滋賀医科大学を卒業。2014年横浜市立大学大学院修了。横浜市立大学付属病院、横浜南共済病院、関東学院大学ラグビー部チームドクター、英国アバディーン大学研究員などを経て、2015年より東京医科歯科大学再生医療研究センター所属。現在、東京医科歯科大学付属病院スポーツ医学診療センター、八王子スポーツ整形外科などで診療。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。野球、空手、ラグビーなどを通じて、アキレス腱断裂、野球肘、肩関節脱臼、足関節靱帯損傷、骨折(鼻骨、手首、下腿)など自身が豊富なケガの経験を持つ。スポーツのケガを減らしたいとの思いで、2015年12月一般社団法人日本スポーツ医学検定機構を設立し、「 スポーツ医学検定 」を開催している。

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1件 のコメント

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スポーツを始める前の基礎体力と動作の基礎

寺田次郎 放射線科サッカー部スペイン代表

最近は大学生にサッカーを教えるのが楽しいです。 やる気のある奴を中心に教えると反抗的な選手や無反応の選手も釣られて伸びます。 しかし、その中で難...

最近は大学生にサッカーを教えるのが楽しいです。
やる気のある奴を中心に教えると反抗的な選手や無反応の選手も釣られて伸びます。

しかし、その中で難しいのが、基礎動作の修正や基礎体力Upのための仕込みです。
そこまでしてまでうまくなりたい子は多くないし、集団スポーツの中で、尖がりすぎても浮きますから、難しい。
結局、夏にプールで見せられる筋肉とか仕事で使える筋肉とか煽るしかないかなとか考えています。

立つ、走る、飛ぶ、といった基礎の動作の上に、蹴る、ぶつかる、かわす、騙すなどの動作がありますが、最初から基礎の部分を要求すると競技の楽しみが失われることもあります。
例えば、世界最高と言われる選手も特定動作に特化したからだづくりをしているので、他のポジションの選手には良くない場合もありますが、そういう部分が選手の機嫌を損ねるのであれば、難しい。

ウインタースポーツや柔道は自然や相手に倒されたり転ばされる可能性が高い競技なので、受け身の練習など成り立ちますが、良い転び方や無理に競りに行かないプレーなんかをどういう風に教えたらいいか凄く難しい部分があります。
特にエンジョイ系のサッカーは怪我をしないさせないが基本です。
同じように、怪我をしないさせない、出来るだけ大怪我にしないための工夫を各競技の横のつながりで共有できるといいですね。

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