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小腸移植の男性患者退院…阪大病院

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 大阪大病院は8日、病気で小腸の大半を失った東京都内の30歳代男性に昨年10月、脳死の30歳代女性から提供された小腸を移植し、今年1月に退院したと発表した。小腸移植が昨年4月に保険適用されてから3例目で、成人では初めて。

 男性は2010年3月、都内の病院で潰瘍性大腸炎の手術を受けた後、合併症を起こして小腸の大部分を切除した。食べ物を消化、吸収する小腸の機能が失われたため8年半にわたって食事で栄養をとれず、点滴に頼ってきた。

 この日、阪大病院で記者会見した男性は、臓器提供者への感謝を述べ、「普通にご飯を食べることが、生きるために大切だと深く実感している。これから社会貢献したい」と語った。

 小腸移植は国内30例目で、主治医の上野 豪久たけひさ 講師は「移植後の経過は順調だ。小腸移植は保険適用後もあまり認知されておらず、必要な患者にこの治療を知ってもらいたい」と述べた。

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