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食べること 生きること~歯医者と地域と食支援

コラム

歯医者は患者の家で何をする?

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 歯には絶対の自信を持っているという人もいるかもしれませんが、困って歯医者に駆け込んだという経験を持つ方も多いでしょう。僕もその一人。小、中学校時代は長期休暇のたびに歯医者通い。歯の痛みや歯茎からの出血などなど、いろんな理由で歯医者に行きました。歯科医になったのはそんな苦労が身に染みたからかもしれません。

入れ歯の調整で、寝たきり脱却

入れ歯を調整することで、元気を取り戻すことも。それが、訪問診療のやりがいです

入れ歯を調整することで、元気を取り戻すことも。それが、訪問診療のやりがいです

 僕は20年以上東京都新宿区を中心に訪問で歯科治療をしています。訪問診療の対象者の多くは寝たきりの高齢者です。入れ歯を調整することでしっかり食べられるようになった方がいました。それまではベッドで横になっている時間が長く、起きている時間もまちまち。しかし、規則的に食事をするようになって生活時間にリズムができ、起床、入眠の時間が決まってきました。

 昼間、起きている時間が長くなり、ベッドから離れる時間も増えました。活動量が増えると食欲が増し、食事量が増えます。体力がついてきて、外出できるようになりました。そして今では歩いて診療室に通えるので、訪問診療はいりません。入れ歯を直すだけで、ほぼ寝たきりの方が元気を取り戻したのです。訪問診療のやりがいはここにあります。

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五島朋幸(ごとう・ともゆき)

歯科医師、ふれあい歯科ごとう代表(東京都新宿区)。日本歯科大学附属病院口腔リハビリテーション科臨床准教授。新宿食支援研究会代表。ラジオ番組「ドクターごとうの熱血訪問クリニック」、「ドクターごとうの食べるlabo~たべらぼ~」パーソナリティーを務める。 著書は、「訪問歯科ドクターごとう1 歯医者が家にやって来る!?」(大隅書店)、「口腔ケア○と×」(中央法規出版)、「愛は自転車に乗って 歯医者とスルメと情熱と」(大隅書店)など

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