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[女優 江口のりこさん](上)中卒でバイト生活、住むところも決めずに上京 「映画に出たい」と劇団入り

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「映画に出たいな」 上京して柄本明さんの劇団へ

[女優 江口のりこさん](上)中卒でバイト生活、住むところも決めずに上京 「映画に出たい」と劇団入り

――映画に出たかったのですか。

 舞台は見たことがなくて、人前で正面向いて、汗水たらしてセリフを叫ぶというのに、恥ずかしいイメージがありました。映画はテレビで見ていて、自分も出たいなと思っていましたが、どうしたら出られるのかわからないので、ひとまず、好きな映画に出ていた柄本明さんの劇団に入ろうと単純に考えました。

――演劇経験なしで、19歳で劇団研究生として上京して不安はなかったですか?

 「食べていけるか」とか、不安はなかったです。自信があったわけじゃないけど、変な不安はありませんでした。舞台の世界に初めて触れて、面白かったです。どう見せるかというより、自分がどう感じるのか、どんな自分になってしまうのか、というのが。

新聞販売店に住み込み お金を使わないのが基本

――上京後、最初の1年は住み込みで新聞販売店で働いたそうですね。

 住むところも決めず、わずかなお金を持って上京しました。新聞販売店なら家賃がただで、食事も出るので生活にお金がかからない。新聞配達も自分のペースでできるので合っていましたね。早く終わらせたければ早く配るし、余裕があるときは少しのんびり配る。それに、一括払いの劇団の授業料を販売店の所長に前借りしていたので、転職する選択肢はなかったです。

――劇団員になってからは?

 芝居だけでは生活できないですが、フルにアルバイトをすると、オーディションを受けられなくなったり、先輩の稽古の見学ができなくなったりします。だから、交通量調査のような1日だけのバイト以外はしないで、お金は使わないようにしていました。それでも、たまにCMの仕事でドンとお金が入ったり、どうしても困ったときは劇団事務所にお金を借りたりして、何とか生活していました。

江口のりこさん

えぐち のりこ
 1980年生まれ。兵庫県姫路市出身。99年に劇団東京乾電池の研究生、2000年に入団。02年、「金融破滅ニッポン 桃源郷の人々」で映画デビュー。04年、「月とチェリー」で映画初主演、注目を集める。ドラマ、舞台も含め、多くの話題作に出演。2月8日から3月3日まで東京・渋谷のシアターコクーンで公演の舞台「唐版 風の又三郎」にも出演する。

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