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あなたの健康百科 by メディカルトリビューン

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冬のかかとケアはとにかく保湿

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冬のかかとケアはとにかく保湿

 かかとの皮膚は固くなりやすく、冬の間にはひび割れ、痛みを伴うことが多い。ひび割れたかかとを自宅で治療することは可能だろうか。また、固くなった皮膚は削り取ってもいいのだろうか。米国メイヨー・クリニックの皮膚科医 Gabriel Sciallis 氏は、自宅でできるかかとのケアについて説明。「かかとのひび割れには、とにかく保湿が重要。自宅でのセルフケアは可能だが、効果がない場合や悪化した場合には医療機関を受診すべき」と述べている。

肥満、サンダル、冷えなども原因に

 かかと周辺の皮膚は乾いて厚くなりやすく、ひび割れることもある。 Sciallis 氏によると、かかとのひび割れの原因は肥満、サンダルなどオープンヒールの履物の着用、冷え、乾燥肌など。靴との間の摩擦は、乾燥やひび割れを悪化させる可能性がある。同氏は「靴下をはいた上で、足を包み込むようにフィットした靴をはくことで、症状が緩和される例は少なくない」と述べている。

 また、気候もかかとのひび割れの一因となっている。冬は湿度も温度も低く、屋外でも肌が乾燥するが、室内でも暖房により湿度が下がり、肌の乾燥につながる。

 風呂やシャワーの間、足の皮膚は湯にさらされており、バスルームを出て10分以内に保湿しないと肌は乾燥する。せっけんなどによって肌のバリアが傷つき、水分が失われ、かかとの状態を悪化させる可能性もある。同氏は「湿疹や乾癬、また閉経後女性がなりやすい皮膚疾患”後天性角皮症”も、かかとのひび割れを引き起こす可能性がある」と述べ、「閉経後女性の後天性角皮症では局所エストロゲン軟膏が推奨される場合もある」と説明している。

肌にやさしいせっけんの使用を

 乾燥肌を防ぐためには、頻繁な保湿が重要となる。保湿剤は肌のバリアとなり、水分が失われ肌が乾燥するのを防ぐ。ラノリン、ワセリン、グリセリン、セラミド、乳酸、サリチル酸などを含む製品が保湿の助けになる。Sciallis 氏は「特に就寝前にはできるだけ入念に保湿し、就寝中に乾燥しないよう靴下をはいた方がいい」と勧めている。

 また、肌にやさしい石けんを使用することで乾燥肌は防げるという。風呂やシャワーの温度をぬるめにし、水またはせっけん水に20分ほど浸してから足をやさしくこすり、乾かしたらすぐに保湿剤を塗る。かかとを水に浸した後に、ヘチマスポンジやフットスクラバーなどを使えば角質の除去ができる。しかし、あまり力をかけすぎず、使用後はそれらを清潔に乾燥させておく必要がある。

 同氏は「セルフケアの効果がない場合、またかかとが腫れたり炎症を起こした場合には主治医や皮膚科医に相談すべき。炎症を緩和するために、より強い保湿剤やステロイドを含む軟膏などが必要になる可能性もある」と注意している。(あなたの健康百科編集部)

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