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医師と患者の理解と感情のギャップと運用

寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受

(前編もふまえて)
前立腺癌検診の功罪の記事も出ていますが、保険診療の内外で様々な問題や知見の共有不足があります。
内視鏡だけでなく、CTもMRIも超音波も進化したのに、いまだに標準のがん検診は旧式のままです。

診断や治療の急速な変化や医療内外のITによる情報拡散に、医師個人のみならず医療社会がまだついていけてないからです。
本文にもあるように、所詮医師はがん患者ではなく、スキルとして共感態度は示せても、心から寄り添える人は多くありません。
また、非人間的人格の内包で非人間的な一部の仕事が遂行できる矛盾の苦しみがあります。
そのことを患者や患者会側が理解して健常者や役所も巻き込んで運用のコツの共有や逆支援なんかを考えていただければ社会は変わるのかもしれません。

普通の医師は高度な知識や技術を専門分野の多岐にわたって更新し続けることは困難で、それが医療の細分化とチーム制に繋がっています。
一方で、患者は治療の全身的な影響について出来るだけ個人や小グループにサポートしてもらいたいわけで、現実と認知のギャップを埋めていくにあたっての矛盾や不十分もあります。
不眠だから睡眠薬を出すだけでなく、不眠の原因となる心の悩みや病気の症状に薬剤副作用まで寄り添ってほしい。
しかし、それは高コストや医療環境の変化への支援が必要になるのは当たり前。
それが医療費抑制の問題なんかの社会全体の問題との交錯するポイントです。

「医療制度の矛盾や医師の働き方改革なんか患者さんは関係ありません。」
といわれれば、
「患者さんのための標準医療外の仕事は医師には関係ありません」
になってしまうでしょう。

金子みすゞのこだまみたいですが、お互いに歩み寄るか、時代の変化を待つか、どうしたいのか?
あるいは地域ごとの取り組み自体が、今後の市町村の在り方や人口の増減に影響を与えるのかもしれません。

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