医療大全
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手足のしびれ(5)脊柱管狭まり神経圧迫
東京都新宿区の和久井照子さん(75)は2017年秋、家を出てしばらくして、お尻や太もも周辺のしびれが急に気になった。
「あれ、歩きにくいぞ。また腰かな」
前にも同じような症状を経験していたのでピンと来た。まもなく痛みも伴うようになった。家事をしていても何ともないのに、外に出てしばらく歩くと、お尻や脚がしびれて歩きにくくなる。少し休めば治まるが、歩くとまたしびれる。
思った通り「腰部脊柱管 狭窄 症」と診断された。「脊柱管」は背骨の中にあり、神経が通るトンネルの役割を果たす。それが年齢とともに狭まって、中の神経を圧迫する。しびれで長く歩けず、歩行と休息を繰り返すのは、この病気の患者によく見られる状態だ。
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