文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

ニュース

ニュース・解説

漫才ロボ、がん患者にウケた?…甲南大が開発、大阪で実験

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック
漫才ロボ、がん患者にウケた?…甲南大が開発、大阪で実験

がん患者らに漫才を披露するロボット(21日、大阪市中央区で)=前田尚紀撮影

 ロボットによる漫才でがん患者に笑いを届け、治療などに役立てようというユニークな実験が21日、大阪市中央区の大阪国際がんセンターで行われた。

 甲南大(神戸市東灘区)のチームが開発したロボット「あいちゃん」と「ゴン太」のコンビ。お題を与えると、インターネット上のニュース記事などを検索し、数分で「つかみ」「本ネタ」「オチ」の三段構成で台本を作る。この日は、同センターで治療や検査を受ける15人ほどの患者に、「大阪万博」などのお題で漫才を披露した。

 「大阪ってどんなのか知ってるか?」「タワーで有名なのやろ」「違うわ、それは東京や」――。人工音声の関西弁で掛け合いをするコンビに、患者からは「イントネーションがおかしい」「50点かな」とのツッコミが相次ぎ、笑いに厳しいとされる大阪の洗礼を浴びた。

 笑いには、患者の免疫力を高め、生活の質を改善する効果があると期待されており、チームは今後、患者の表情の変化を分析するなどして、医療や介護の現場で役立つよう改良する。開発に当たった灘本明代・甲南大教授は「ロボットが動くか、患者さんが聞いてくれるか、笑いが起きるかという三つの不安があったが、二つは無事クリアできた。最後の一つをクリアできるよう、コンビにもっと修業を積ませたい」と話した。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

ニュースの一覧を見る

最新記事