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教えて!ヨミドック

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病院で働く犬 何してるの?

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病気の子に寄り添う

 

病院で働く犬 何してるの?
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   長期入院中の弟の検査に犬が付き添ってくれたよ。病院の犬だって。

  ヨミドック  「ファシリティードッグ」ですね。ファシリティーは英語で「施設」。特定の医療機関で医療スタッフとして働く犬のことです。

   仕事をしているの。

   病気の子どもに寄り添うのが仕事です。ベッドで添い寝したり、手術室までの移動やリハビリに付き添ったり。おかげで元気を取り戻したり、注射を嫌がらなくなったりした子どもたちがたくさんいます。

   病院に犬が入って大丈夫?

   人間にもかかる病気は予防接種をし、病院に入る前は体を拭うなど衛生管理を徹底しています。おとなしい種類と血統の犬を選びます。生後すぐに米国の病院で訓練を受けているので、病院には慣れています。

   犬がいることで患者にどんな良い影響があるの。

   犬とのふれ合いで手術に臨む子どもの身体的、精神的な痛みが減ったという研究や、採血時のストレス度合いを示す物質の値が低くなったという研究があります。

   何で苦痛が減るの。

   麻布大学などの2015年の論文によると、犬と飼い主の仲が良く、よく見つめ合うグループと、そうでないグループを比べると、よく見つめ合う方が人も犬も愛情や絆の形成に関わるホルモン・オキシトシンの濃度が高まりました。

   大事な仕事をしているんだね。日本に何頭いるの。

   静岡と神奈川の子ども病院に1頭ずつです。4月に東京都内の病院で、もう1頭デビューする予定です。

   まだ少ないんだ。

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   育成に1~2年かかります。犬の世話や指導をするハンドラーと一緒に行動するので、人件費も必要です。

   もっといるといいね。

   定期的に病院などを訪れる「セラピードッグ」がいます。飼い主が講習を受けてボランティアで参加します。日本動物病院協会が33年前に始め、延べ11万6869頭が訪問しました。ファシリティードッグと補い合うように働いています。

 (竹井陽平/取材協力=森田優子・シャイン・オン・キッズハンドラー、吉田尚子・日本動物病院協会理事)

 

 ヨミドックは読売新聞の医療サイト・ヨミドクターのお医者さんキャラクターです。

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