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医療相談室

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妻に咽頭食道憩室

 86歳の妻が5年ほど前、食道憩室と言われました。食道入り口左側に憩室があるそうで、最近は、食べた物がたまって口の中に戻り、「ゲエゲエ」と苦しそうです。対処法があれば教えてください。(86歳男性)

食事が苦痛なら手術で除去も

 

小村伸朗 西埼玉中央病院院長(埼玉県所沢市)

 食道憩室は、食道にできる小さな膨らみのことです。できる場所は大きく分けて食道の入り口、真ん中、出口。相談者の憩室は食道の入り口にあって、正確には「咽頭食道憩室」と呼びます。日本人の食道憩室の10~20%が該当します。

 食べ物をのみ込む時は、食道の入り口近くの筋肉が緩み、口の中から食道へ流れます。筋肉の緩みが十分でないと、食道に圧がかかり、食道の一部が袋状に膨らみます。これが咽頭食道憩室です。

 小さな憩室では、ほとんど症状がなく治療対象にはなりません。年月がたって憩室が大きくなって、〈1〉ものがつかえる〈2〉のどに違和感がある〈3〉 嘔吐おうと する――といった症状が出てきた場合、治療します。

 バリウム検査で食道を写し出し、憩室の正確な部位や大きさをみます。

 憩室が大きく、バリウムが憩室に長くとどまっている場合は、症状の原因が憩室にあると言えます。こうなると、生活習慣の改善や薬で症状を良くすることはできません。手術で憩室を取り除くのが最善の治療です。

 憩室を切除し、憩室の下方にある筋肉を切って、発生部位に圧がかからないようにすることもあります。手術によって症状はほぼなくなります。

 外科医との相談をお勧めします。

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