医療ルネサンス
読売新聞の人気連載「医療ルネサンス」の記事を読むことができます。
医療ルネサンス
情報革命(6)電子カルテ 薬局でも閲覧
「薬の量が少なすぎるのでは。医師の処方の間違いだろうか」。長崎市にある「ライン薬局」の薬剤師、水崎直文さんは、ある男性患者の持ってきた処方箋を見て疑問に思った。
かなり体格の良い人であるにもかかわらず、飲み薬の処方量が大人の通常量より大幅に少なかった。患者に理由を尋ねてみても、要領を得ない。
水崎さんは「処方の理由を詳しく知りたいので、あなたのカルテを見る同意をいただけますか」と説明。患者の同意書をもらって、病院にファクスで送った。ほどなくして、病院から電子カルテ閲覧の手続きが完了したと返事があった。
水崎さんは、長崎県内の医療機関を結ぶ地域医療連携ネットワーク「あじさいネット」に参加する。薬局のパソコンから、インターネットを通じて、病院が管理する電子カルテを読むことができる。
この記事は読者会員限定です。
読売新聞の購読者は、読者会員登録(無料)をしていただくと閲覧できます。
【関連記事】