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医療相談室

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体拭くとタオル茶色に

 50歳代の夫のことです。お風呂上がりに体を拭いたバスタオルが茶色くなっていました。タオルのにおいも気になりました。普段は汗や体臭は気にならず、かゆみもないようです。対処方法はありますか。(56歳女性)

皮膚 加齢で代謝悪く

藤本 智子 池袋西口ふくろう皮膚科クリニック院長(東京都豊島区)

 汗はほとんどが水分ですが、汗を構成する主な成分にはほかに、塩分やカリウムなどの電解質、尿素、乳酸、抗菌作用があるたんぱく、飲んでいる薬、使っている香料や化粧品、金属なども含まれます。

 一方、皮膚は細胞が重なってできていて、役割を終えた細胞は あか となって剥がれます。タオルで背中をこすると茶色くなるのは、垢と思われます。

 年齢を重ねると、皮膚の代謝が悪くなり、皮膚の外側を覆う角層という部分が厚くなる傾向があります。汗を多くかくと、汗の成分の尿素や乳酸が皮膚の保湿をすると同時に、外側の皮膚をはがす作用が強くなります。年齢とともに厚くなった皮膚が垢として、こすったタオルに付着したのでしょう。

 皮脂と、皮膚の常在菌、汗が混じりあうと、低級脂肪酸、揮発性ステロイドといった物質に変換し、においにつながる可能性があります。

 対策は、季節にかかわらずお湯につかり、外側の皮膚の細胞を柔らかくし、その後、せっけんをつけた柔らかなタオルで軽くこすり洗いするとよいでしょう。

 ただし、アトピー性皮膚炎や肌の弱い人が、冬で皮膚が乾燥している時にこすり洗いをすると、皮膚がさらに乾燥するので、この対策には向きません。そのような人は皮膚科医に相談しましょう。

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