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子どもの健康を考える「子なび」

コラム

食物アレルギー(1)乳児期など早い段階で受診を

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  特定の食べ物を食べるとアレルギー症状が出る「食物アレルギー」を持つ子どもが増えています。生活の質を左右し、時には生命にかかわる重い症状に至ることもあります。食物アレルギーに関する研究や啓発に取り組む国立病院機構相模原病院臨床研究センター副臨床研究センター長の海老沢元宏さん(58)に治療のポイントなどを聞きます。(聞き手・矢沢寛茂)

食物アレルギー(1) 乳児期など早い段階で受診を

 私たちの体には、外から入ってきた病原体を攻撃する免疫という仕組みがあります。食物アレルギーは、その免疫が、食べ物に含まれる主にたんぱく質を病原体と同様の「敵」として攻撃してしまうことで起きます。

 症状は、じんましんや呼吸困難、腹痛、 嘔吐おうと など様々で、赤ちゃんの1割弱はアレルギーがあると考えられます。3大原因とされるのが鶏卵と牛乳、小麦で赤ちゃんの時に多くは発症し、成長するにつれて、ピーナツ、魚卵、果物などで症状を訴える子どもが増えていきます。

 子どもの食物アレルギーは食べてすぐに症状が出るタイプが多くみられますが、大人になると、花粉症に合併したり、食後の運動などと関連したりするケースがみられます。

 関心の高まりから、国内では2002年から、加工食品にアレルギーを引き起こすことの多い5品目が含まれる場合、それらを表示することが義務づけられました(現在は7品目)。

 原因物質はできるかぎり除去した方がいいのですが、人によっては症状の出ない範囲で取ることも可能です。乳児期などの早い段階から適切な診断や指導を受ければ、成長に伴って改善するケースも多く見られ、必要最小限の除去にすることで生活の質を改善できます。

【略歴】

海老沢元宏(えびさわ・もとひろ)
 小児科医、アレルギー専門医。東京慈恵医大卒。最新情報を発信する「食物アレルギー研究会」の世話人代表。

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