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医療・健康・介護のコラム

[女優 東ちづるさん](上)私も母もアダルトチルドレン…親子でカウンセリング受け、自分の人生を取り戻した  

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けんかもするけど大切な母 80代で世界一周の船旅へ

東ちづる

――ご自身がアダルトチルドレン(親の過干渉などで成人後も生きづらさを抱えた人)だったと告白して、母親と一緒に受けたカウンセリングの経験を2002年に本にしました。現在、お母さんとはどんな関係ですか。

 お互いに大切な者同士です。親子なのでけんかもするけど、今はいい関係です。

 37歳のとき、本を読んで自分もアダルトチルドレンだと気づきました。母の期待に応えようと優等生を演じていたのに、大学受験で失敗して「18年の期待を裏切った」と言われたのは大きなショックでした。

 でも、実は母も子どものころ、同じような思いをしてきたんです。その世代連鎖を断ち切ろうと二人でカウンセリングを受けました。本を書いて自分のモヤモヤを言語化することで、セルフヒーリングにもなりました。

 カウンセリングを受けて、母も「自立」し、「自律」しました。自分自身を生き、彼女らしく人生を楽しんでいます。今79歳ですが、81歳で国際交流NGO「ピースボート」の世界一周の3か月の船旅に一人で参加する予定です。それを目標に足腰をきたえています。

大きな猫2匹が夫婦の癒やし 病気の夫のアニマルセラピーにも

――ご主人は、筋肉が意思と関係なく不随意運動をしてしまう「ジストニア痙性斜頸けいせいしゃけい」という病気を抱えているということですね。

 体がけいれんして、常にマラソンをしているような状態なので、やせましたね。でも、最初のころに比べれば、回復しています。車の運転もできるし、インフラが整備されていれば、車いすである程度のところに行けます。仕事もできる範囲で続けています。

――猫を飼っていますね。

 子どものころ、犬、猫、鳥、ウサギなど、いろんな動物を飼っていました。夫と暮らすようになってからも「猫と暮らしたい」とお願いしていましたが、二人とも留守が多く、難しいかなと思っていました。でも、夫が病気で家にいる時間が多くなったので、アニマルセラピーも兼ねて、今がチャンスだ!と思ったんですよね。夫は「犬がいい」と言って意見が合わなかったのですが、犬のような大きなネコなら賛成ということで、メインクーンという猫を飼うことになりました。今2匹いて、私たち夫婦の励みであり、癒やしにもなっています。

東ちづる

あずま・ちづる
 1960年、広島県生まれ。大手メーカー社員を経て芸能界入り。ドラマや映画、ラジオ、CM、講演、執筆など幅広く活躍。骨髄バンクやドイツ国際 平和村などの活動支援のほか、2012年に「まぜこぜの社会」の実現を目指す一般社団法人「Get in touch!」を設立、理事長に就任。同団体制作のLGBTのドキュメンタリー映画「私はワタシ ~over the rainbow~ 」のプロデユーサーも務めた。著書に「<私>はなぜカウンセリングを受けたのか 『いい人、やめた!』母と娘の挑戦」(マガジンハウス)など。

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