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がん医療フォーラム2018

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[がん医療フォーラム2018](1)患者さんとご家族の「生きる」を支える

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 「がんを知り、がんと共に生きる社会へ」をテーマにした「がん医療フォーラム2018」(公益財団法人正力厚生会主催、読売新聞社など後援)が12月2日、東京都千代田区の一橋講堂で開かれ、約300人が参加した。第1部では、がん患者やその家族を支える方策などについて医師らが基調講演した。第2部のパネル討論では、患者団体のメンバーたちががんになっても安心して暮らせる社会作りを議論した。

帝京大学医学部准教授 渡辺清高さん

 手術、放射線療法、薬物療法の3大治療の進歩、そして今年のノーベル生理学・医学賞で話題になった免疫療法などにより、がん治療は日々向上してきています。たくさんの選択肢から、患者さんが自分に合った治療を選ぶには、医療者と対話をしていくことが大事だと思います。

 効果や副作用を詳しく検証し、患者さんに届けるのに適切と評価された治療が「標準治療」です。現在利用できるベストの治療といえます。提案された治療の目的や効果、副作用について理解しておくと、これからの過ごし方を考えるときに参考になります。

 信頼できる情報源に国立がん研究センターのウェブサイト「がん情報サービス」があります。がんと診断された際の、気持ちの整理の仕方、医療者との対話のコツを書いた「がんになったら手にとるガイド」も、その中にあります。

 最新の統計では、男性の62%、女性の47%が一生のうちにがんになるという結果が出ています。高齢化に伴い認知症や高血圧を抱え、がんを発症する人も増えました。医療だけでなく、介護・福祉、行政、地域住民などの関係者が一緒に、患者さんとご家族の支え方を考えていく必要があります。

 ◇わたなべ・きよたか 1996年東京大学医学部卒。同大消化器内科、国立がん研究センターを経て、2014年から現職。専門は腫瘍内科、がん対策

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