松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」
健康・ダイエット・エクササイズ
ココアボール
小学校栄養士の松丸奨です。今日は、お手軽にさらっと食べられる「ココアボール」のレシピのご紹介です。
バターや卵を使用していないので、さらっと食べられるココアボール。混ぜて、丸めて、焼くだけで完成という簡単なレシピなので、給食の献立を作る際にも便利なんです。例えば、お金を節約しつつ、普段の果物やゼリーとは違うレパートリーで、かつデザートになるもの、そんなふうに考えた時に浮かんでくるのがココアボールなんです。
ココアの代わりにきな粉を使ってもおいしく作れます。焼きたても良いですが、数時間置いた方が生地が落ち着いておいしいく、おやつにも合いますね。
ニンジンの搾り汁を入れているのは、どんなレシピでも必ず野菜や果物を使用したいという思いからです。それはデザートなど菓子類の時もそうです。ほんの少しでも入っているということで、好き嫌い克服のきっかけにもなったりするからなんです。ニンジンには、β-カロテンが含まれています。β-カロテンは、体内で必要な分だけビタミンAに変わり、目や粘膜の健康保護に役立つといわれています。優れた抗酸化作用もあるので、活性酸素から体を守ってくれるともいわれています。
おやつにも、デザートにもちょうど良いおすすめレシピです。ぜひ作ってみてください。ご家庭でコーヒーのお供にいいですよ。
[作り方]
(1) ニンジンはすりおろして、搾り汁をボウルに入れる。残った搾りかすはスープに混ぜるなどして活用する。
(2) (1)のボウルに薄力粉以外の材料を全て入れてよく混ぜる。最後に薄力粉を入れて、粉っぽさがなくなるようにしっかりと混ぜる。
(3) (2)の生地を一口大の大きさに分けて、丸く成形する。オーブンの予熱180度に設定し、約12分焼いて完成。
(レシピ作成 栄養士 松丸奨)
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