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コラム

[女優 東ちづるさん](下)ボランティア活動は26年 「まぜこぜの社会」目指し、LGBTの映画も制作

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――女優業の傍ら、患者や障害者、LGBT(性的少数者)などに関わる様々なボランティア活動を長年続けていますね。

 もう26年になります。骨髄バンクの支援に取り組んだのが最初で、その後、戦争で傷ついた子どもたちを支援する民間団体「ドイツ国際平和村」の活動などにも参加し、今は、誰も排除しない「まぜこぜの社会」を目指す一般社団法人「Get in touch」の理事長を務めています。

自分が高齢者や障害者になったら不安 何もしないより、やるほうが楽

――活動の原動力は何ですか。

 生きづらさです。今のまま、自分が高齢者、障害者になったら不安です。その時、自分は何もしてこなかったと思うより、やっている方が楽。人とのつながりもできるので、一人ではありません。世のため、人のためという意識ではないです。活動は仕事や家族が優先で、自己犠牲は払わないのがルール。できるときに、できることを、できるひとがやるだけです。

合理的な配慮があれば、誰もが主役の社会が作れるはず

――訴えている「まぜこぜの社会」とは?

 情報番組の司会をした時に、ディレクターから「難しい言葉を使って伝わらなかったら、伝えなかったのと同じ」と言われたことがあります。「まぜこぜ」は、「多様性」「ノーマライゼーション」「ダイバーシティー」などの言い換えで、まぜごはんから来ています。まぜごはんには、食材に合った切り方、味付けがあります。シイタケは甘辛く、エビは塩味ですとか。ざっくりまぜて整えます。同じように、人の社会も、合理的な配慮があれば、だれもが主役の「まぜこぜの社会」が作れるはずです。

――「Get in touch」の活動を教えてください。

 エンターテインメント、わくわくすることを通じて、「まぜこぜ」の居心地の良さをPRしています。具体的には、障害者のアートをMAZEKOZE ARTプロジェクトと称して全国のスターバックスコーヒーの店舗に常設展示したり、LGBTのドキュメンタリー映画「私はワタシ ~over the rainbow~ 」も作ったりしています。映画は90分ですが、全国の小中高に無償提供する40分間のLGBT教育用の映像も制作中です。

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