文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

ニュース

ニュース・解説

「がん終末期に痛み」36%…亡くなる前の1か月間

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック
「がん終末期に痛み」36%…亡くなる前の1か月間

 がん患者の4割近くが、亡くなる前の1か月間、体の痛みを抱えていたことがわかった。国立がん研究センターが26日、調査結果を公表した。がん患者らの遺族に行ったもので全国的な調査は今回が初めて。心身の苦痛を軽減する緩和ケアの普及が求められる。

 調査は今年2~3月、人生の最終段階(終末期)の療養生活の実態を把握しようと、2016年にがんやほかの病気で亡くなった患者の遺族を対象に実施した。

 がんでは約3200人のうち1630人(51%)から有効回答を得た。亡くなる前の1か月を痛みが少なく過ごせたか聞いたところ、「そう思わない」「あまりそう思わない」など、痛みがある状態だったのは36%に上った。

 穏やかな気持ちで過ごせたかについても、「そう思わない」「あまりそう思わない」などを合わせると、気持ちのつらさを抱えていた患者が35%を占めた。一方、介護に負担を感じていた家族は42%だった。

 同センターの加藤雅志・がん医療支援部長は「適切な緩和ケアを行えば、痛みは減らせる。患者とのコミュニケーションを重ねながら、ケアの充実を進める必要がある」と話している。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

ニュースの一覧を見る

最新記事