医療大全
医療大全
かみ合わせを治す(3)医科歯科連携で膝痛解消
頭痛や腰痛で整形外科などを受診しても、原因がはっきりせず、根本的な治療に至らないケースがある。歯のかみ合わせの悪さによって体のバランスが崩れ、症状につながっている可能性もあり、医科と歯科の連携が重要になる。
さかい歯科医院(千葉県流山市)院長の酒井秀俊さんは、かみ合わせと全身症状の関連に注目してきた。医科との連携に取り組むようになったのは、「治療効果は整形外科医らにも評価してもらった方がいい」と考えたからだ。
約15年前、歯科医の仲間4人と、かみ合わせ治療に関する研究会を設立。症例を報告する勉強会には、整形外科医や内科医らにも参加を呼びかけ、共同で治療や研究を行ってきた。
連携する医院は、整形外科の望クリニック(東京都豊島区)、内科・小児科のあらいクリニック(埼玉県秩父市)など3か所。「腰痛が治らない患者がいるので、かみ合わせも一緒に診てほしい」といった依頼に応えている。
この記事は読者会員限定です。
読売新聞の購読者は、読者会員登録(無料)をしていただくと閲覧できます。
【関連記事】